デザイナーからの最新情報

ブレーンでnendoの佐藤さんと鼎談

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荒川圭史


TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です

ブレーンという雑誌をご存知でしょうか。ブレーンのホームページの文章を

そのまま引用します。

月刊「ブレーン」は、1961年に創刊しました。当初はマーケティング専門誌として出版

されましたが、1999年に宣伝会議からの発行を機に、クリエイティブ誌として新たな

スタートを切りました。現在は広告のクリエイティブをベースに置きながら、CM、MV

などの映像、グラフィック、プロダクト、空間、Webなど多岐に渡るデザイン、さらに建築

やアート、ファッションまで、あらゆるコミュニケーションデザインを紹介しています。

広告、デザインに関する最新事例のレポートはもちろんのこと、「つくる」仕事をする人

たちの発想や表現のヒントとなる座談会や対談、また連載を通して、クリエイティブに

関する様々な情報を掲載。企業の宣伝部に所属する方、広告・制作会社のクリエイター、

またこの道を目指す学生の方など、コミュニケーションの仕事に携わるすべての人に

役立つ「コミュニケーションデザイン誌」として歩み続け、2009年4月号より誌面をリ

ニューアルしました。「ブレーン」の顔は、鼎談「青山デザイン会議」です。毎回、

ジャンルの異なる様々なクリエイターや識者が登場。自身の仕事観をまじえながら、

現在および近い将来におけるクリエイティブの課題を語り合うことで、新しいクリエイ

ティブの潮流を模索します。99年のスタート以来、これまでに200人以上のクリエイター

の方に登場いただいている人気企画です。また、特別企画では毎号、現在の

クリエイティブにおける最新のテーマを特集。企業、制作者への取材を通して、最新の

事例を紹介しています。さらに、「UP TO WORKS」「GRAPHIC NAVI」では、毎月の

優れたグラフィック広告、およびCMをスタッフリスト付きで紹介。こちらは広告を

ビジュアルとして見る楽しさと共に、スタッフイングやプレゼンの際の資料としても活用

できるページになっています。リニューアル以後、アートディレクションは寄藤文平

(文平銀座)が手掛けています。また、表紙は毎回、世界の最先端を行くクリエイター

たちによる色をテーマにしたビジュアルと共に、制作したクリエイティブオフィスと仕事を

紹介しています。表紙をはじめとするエディトリアルデザインにおいても、読者の方々の

アイデアやヒントとなるビジュアルを発信しています。
 
ということでずいぶんと長い紹介になってしまいましたが、今日そのブレーンの鼎談

企画でnendoの佐藤オオキさんと浜田山モデルで鼎談させていただきました。

 

R1138307.JPG浜田山のバスコートに植えたコハウチワカエデはちょっとくすんでいますが、きれいに紅葉

していました。本題に戻りますが。

佐藤さん自身ももともと建築畑の出身ですが、今はプロダクトやインテリアの仕事が多く

一年の1/3は海外で過ごしているという話でした。2005年にミラノにオフィスを構え、2006年

にはアメリカの「ニューズウィーク」による世界が尊敬する日本人100人に選ばれるような

すごいデザイナーの方と浜田山modelで鼎談談していること自体が不思議な感じでした。

とても背が高くかっこ良い佐藤さんでしたが、気さくで話しやすい方でした。

プロダクトやインテリアなど扱っているものは似ているところもあるのですが、住宅メーカー

の展示場というものはどんなものなのか想像もつかないようなものだったのだと思います。

これはデザイナーや建築家の方一般にいえることだと思いますが、住宅メーカーのやって

いることや建物のことは結構知らないというか知ろうとしない人が多いような気がします。

世の中に実際に建ち続けている住宅の多くはメーカーの住宅なので、本当に住環境を良

くしていったり、街をきれいにしていくのなら、このあたりの線引きをちょっと考え直したほう

が良いと思っています。それでいま都市計画学会主催のプレハブ住宅景観研究会という

活動にも参加したりしています。最近吉村君が三菱地所ホームとアトリエ天空人のコラボ

とかミサワと建築家によるプロジェクトなどの情報を教えてくれましたが、なんとなくそんな

流れはあるのかも知れません。

ただnendoの佐藤さんと話をしている中で、作りこみすぎない、寸止めするとか、余白を残す

ということやロングライフなデザインと言うことの意味などかなり共感できる部分がありました。

クライアントと五分五分の立場で仕事がしたいというような話は、普段岩井君と話している

ような話と本筋違っていないような気がしました。最後にブレーンの井上編集長さんから

お二人にとってシンプルというのはどんなことですかというような質問がありました。これに

関してはSETAmodelの計画をしたときに結構考えたことがあるのですが、たとえば住空間

であれば、わかりやすいが退屈でなく、気持ち良い空間であること。これががシンプルで

ロングライフな空間なのだと考えています。というような話をしました。

詳しい話は来年2月1日に発売される㈱宣伝会議のブレーンを読んでみてください。 

今回佐藤さんというデザイナーに接することが出来、またヘーベルハウスのことをちょっと

違う目で見てもらうことが出来るようになったということは、大きな意味がある一日だったと

思います。

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