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リノベーション

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荒川圭史

東京デザインオフィスの荒川です

造作家具でお世話になっているDAYSの松江さんが、古い木造住宅をリノベした

という話を聞き、見に行ってきました。

 

とてもいい感じです。

 

周りを見ると、同じくらい古い建物は多く、どの建物もそれなりにリフォームして

ロングライフに寿命を延ばしていそうです。

でも、どれも東京の街をイメージづけているアルミのドアやフェンスに囲まれていて、

その部分だけが妙に新しいというのが、まるでおもちゃのようです。

きれいに納まっていないという、東京の住宅地に感じる違和感は

すっかり建て替わっていなそうなこの街並みにも侵入してきていました。

 長屋のリノベ1

 

そんな中で、見学した物件は、玄関も建具屋さんが作った木製引き戸、

大手木工メーカーの部品化された階段ではなく、古材で作った階段、

そんなつくりをして再生すると、とても生き生きした空気が生まれてきます。

見ていても、中にいてもとても気持ちがいいです。

 

長屋のリノベ2

 

でも、水回りは、直接肌に触れるからでしょうか、

やはり工業化された部材で作ってあった方が安心感があるようです。


こういう手法は一部でかなり広がっていると思いますが、

デザインに気を配り始めると、住宅も街も生き生きしてくるのだと思います。

 

ヘーベルハウスの新築であっても、そういう考え方で設計を進めたいと考えています。

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