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アンビルド

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荒川圭史


東京デザインオフィスの荒川です。

 

吉祥寺の住宅の紹介をして以来、二か月以上空けてしまいました。
先日社内で邸宅設計の研修があり、全国のヘーベルハウスの設計の精鋭が

集まって勉強するという機会があったのですが、その時に
「いつもブログを見ています。もっと頻繁に更新してください。」
と言っていただけました。ありがとうございます。

また時間を見つけて、もう少しこまめに更新していきたいと思います。

 

今回はアンビルドという話です。

アンビルドの女王と言われるザハの国立競技場は、

またしてもアンビルドになってしまいそうな感じですが、

いったいどういう結末になるのでしょうか。

 

一時期よくTVに登場していたパースですら当初の案とはキレが全く違う、

ドンガメの様と嘆いていた大物建築家もいましたし、

牡蠣の殻から身がはみ出しているようで・・・

と表現された政治家もいました。この表現には正直びっくりしましたが、

いずれにしても当初のシュッとしたキレのある形も、

ドンガメも、牡蠣も実現しないんでしょうね。

いい方向で、「さすがに東京の競技場は違う」と評価されるようなものが

建ってほしいものです。

 

だいぶ話がそれましたが、アンビルド、要するに実現しない計画です。

 

私もヘーベルハウスの設計をもう28年やっていますので、

アンビルドというほどたいそうなものではありませんが、

実現しなかった計画は山のようにあります。

そういう計画の中でもこれは建てたかった。と思うようなものはとってあります。

割と最近のものでは模型写真とかスケッチアップの画像も残っているので、

いくつか紹介します。

Unbuild.1

国分寺崖線沿いの多摩川を見降ろす非常に眺望が良い場所に計画した
専用住宅です。

このテラスに立って花火や富士山を見たかったですね。

 

Unbuild2
湘南の海から少しだけ内陸に入った場所で、

もしかしたら海が見えるかというような場所に計画したゲストハウスのような計画です。

個人の住宅というよりはマンションのようでしたが。

 

Unbuild3

 

アンビルドというよりは、計画が中断している状態ですが、

成城展示場の袖壁の仕上げと同じようなことをやっています。

 

Unbuild
こういう地下車庫が付いた計画が最近非常に多いです。

東京である程度大きな敷地は道路との高低差がある場合が多いです。

1.5m位の非常に計画しにくい高さの場合が多いのですが。

 

Unbuild5
幹線道路に直接面した敷地でどうするかというようなことも考えていた計画ですが、

お客様の考えていることと我々の考えがどうもかみ合わなかったようです。

また機会があれば紹介したいと思います。

 

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