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accoya

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建材紹介

東京デザインオフィスの荒川です。

 

最近注目している建材の一つにaccoyaという木材があります。

ウッドデッキに関しては「耐久性があり・見た目も自然で・きれい」という材料を

もうずいぶん長いこと探していて、ブログの中でも報告させてもらっていますが、

現時点でよさそうな物として

 

①リブの入った樹脂木ハンディウッド

②等々力の集合住宅で使った(株)美濃の彩木

 

というあたりがよさそうなのですが、もう一つ
オランダの技術で加工されている天然木材でaccoyaという

アセチル化木材がかなり良いのではないかと思っています。

最近街でもリゾートでも目につき始めています。

どうも木材なのに本当に腐らないようなのです。

 

accoya

 

今のところ実際に使っているのは府中で計画した住宅のベランダのプランターです。
通常は樹脂のプランターを木材で作った箱に入れて、

見栄えをよくしているような使い方が多いのですが、

ここではaccoyaで作ったプランターに直接土を入れています。

 

 

写真をお見せしたところで、このベランダでやっていることを少しご紹介しておきます。

広いベランダや大きな屋上を自由に使えるというのは、

ヘーベルハウスを選択する上での大きなメリットで、

最近のキャンペーンでもベランダや屋上を使い都市部でもできる

アウトドアの生活の魅力をうたっていますが、

実際にどんなふうに仕上げをしていくかという話になると、

なかなか決定打がないというのも事実だと思います。

 

 

そこでなるべくローコストで気持ち良い空間を作っていくための方法を
常日頃考えているのですが、この計画で新たに試みたことは二つです。

 

一つは成城でも使っている人工芝です。

最近の人口芝は本当によくできており、成城のベランダをご覧になられた方は
わかると思いますが、ぱっと見は本物の芝かと思うくらいリアルです。
この位の面積で本物かどうかを問題にすること自体がナンセンスだと思いますので、
ここは、メンテナンスのしやすさと見た目の美しさを優先しても
何の問題もないと思っています。
ただこの人口芝をどうやってローコストにベランダに施工するかが問題です。

 

成城ではわざわざウッドデッキを敷きその上に人口芝を貼る、

という丁寧なことをやっていますが、ここでは標準的に施工している

樹脂のクレガーレという素材の上に直接接着しています。

防水層に直接貼っているわけではないので、
安くて作りやすく耐久性も問題なしと、いいことずくめだと思います。

 

 

もう一つは同じく積水化学のクレガーレなのですが、
標準のものと違うのは表面がタイルではなく、

樹脂のウッドデッキ材になっているということです。

標準のタイルのものよりは高いですが、

根太を組んでデッキを貼りこむことを考えるとかなりローコストに出来上がっています。

 

 


いつものように少し脱線しましたが、accoyaに話を戻します。

 

 


現在計画中のプロジェクトでもaccoyaをかなりの面積のウッドデッキに使用したり、
パーゴラを作ったりしていますので、完成してきたらまた紹介します。

 

accoya2

これから計画が始まる新しい街かどヘーベルハウスでは

デッキと室内の床仕上げの両方にacoyaを使って

完全に室内と屋外を一体化させてみようかと考えています。

 

 

新しい街かどへーベルハウスは計画が進み次第、

東京デザインオフィスのコンテンツとして紹介していこうと考えています。

今回は空間だけでなく、プログラム的にも、もう少しデザインの範囲をひろげて考えようとしています。

 

 

accoyaを実際に使ったものも完成して来たらまた報告します。

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