計画中の住まい

眺望を捕まえる(若草台の住宅)

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眺望を捕まえる

今は商品企画部の荒川です

東京デザインオフィスを離れる直前くらいに声をかけて

いただいていたお客さまの住宅の計画がほぼまとまって

きました。

北斜面を造成した住宅地で南側には2mの擁壁が有り、

その上に2階建ての住宅が載っているような情況で、

お客様は、この南を塞がれた土地で明るい家が出来る

のかを非常に心配され、土地を購入するか迷われてい

ました。

初めてお話しを伺ったときはまだ現地は見ていなかった

のでグーグルアースで状況を確認するにとどまりました

が、このくらいの密度であれば、日照を取り込む方法は

何かしらあるので心配しなくとも大丈夫ですというような

話をしていました。

眺望を掴む現地に行ってみると、北斜面とはいいながら、一階でも

それなりに日はあたっていました。それよりも北西方向

には市民菜園と公園が広がり、この眺望を取り入れな

い手はないと思い、森の中の家ではないですが、主空間

は地面とは縁を切って宙に浮かせ、公園側に大きく開い

た計画を見てもらいました。

今は商品企画部の荒川ですこういうサヴォア邸のような形はヘーベルハウスでも良く

見かける形です。

この段階では、南からの日照を捕まえる為に、ペントハ

ウスと吹き抜けを設けていましたが、そこまでしなくとも光

は入りそうですし、コストのこともあるので、ペントハウス

は取止めました。

眺望を捕まえる最終的に一階のボリュームがどうしても足りないというこ

とで、一階部分を大きくした為、箱が浮いている形ではな

くなり、直方体 の2階部分をえぐり取った様な形に変りま

した。ずいぶん印象は違いますが、これ見よがしな感じが

なくなり、潔い形になったのではないかと思っています。

眺望を捕まえるもともと屋上とソーラーの両方を考えていらっしゃったの

ですが、屋上をやめたので、ソーラーパネルを全面に広

げることになりましたが、ソーラーには直流電流を交流に

変えるパワコンが必ず必要になります。

パワコンからは私にはもう聞こえない高周波のモスキート

音が発生しているらしく、個人差はあるにしても子供には

不快な音のようで、どの程度の音で何か対策を打つ必要

があるのかどうか、お客様が展示場で実際に体感されま

したが、やはりそのままの状態ではきびしいという判断に

なっています。

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