CONCEPT HOUSE

CASE02 品川かぜのとう

高密度の都市にあって光と風を感じる住まい。 -かぜのとう-

THEME 01 / 品川model

都市と自然との折り合いから生まれる新しい豊かさ。

「かぜのとう」は、自然の恵みを上手に取り込んで暮らすことができる家。居住環境を設備機器で調節することを最小限にとどめ、家そのものが持っている力で快適な暮らしを実現します。屋上までつづく階段室が「塔」のように垂直に伸び、季節や天候の変化に合わせて、各階の居住スペースに、心地よい空気の流れを生みだす構造をしています。また、ヘーベルの厚い壁にかこまれ、空に向かってひらかれた三階の半戸外空間など、ご近所とのプライバシーを保ちつつ、陽射しや雨、風など、自然を上手に取り入れられる工夫を施しています。

設計コンセプト

住宅密集の狭小地に光と風を取り込む、風楼と光井戸。

中庭の吹き抜け
中庭の吹き抜け

東京都品川区。間口6m、26坪で建ぺい率60%の狭小地。北、西、東側は隣家が敷地境界線ぎりぎりまで建てこんでいる状況。この三方からは光も風も期待できず、窓を開ければ隣の窓と鉢合わせということにもなります。防火の面からも、開口を設けるほど延焼のリスクが高まります。
1、2階で開口が取れるのは南面のみ。3階は現状では四方が開放されていますが、将来的には隣家が3階以上に建て替えられることが予想されるので、そこからの光に頼った設計は避けねばなりません。
頼りにできるのは南面と、敷地を選ばず開放される天空面。ここから1、2階の奧へ、いかに光と風を取り込み、気持ち良く感じられる住空間をつくることができるか。それが、この計画でいちばん大きな課題となりました。
このプランでは、筋交いや耐力壁が不要で、開口部や間仕切りを自由に設計できるヘーベルハウス独自のシステムラーメン構造を採用。光と風を取り入れるために、3層をつらぬく2つの竪穴が設けています。これが風楼であり、光井戸です。

屋根まで吹き抜ける階段
屋根まで吹き抜ける階段

ひとつは、建物の東側。中庭の上部、3階の「空の間」を抜けて天空へとつづく吹き抜け。もうひとつは、建物の西側。玄関を入って見上げると、階段室が屋上のペントハウスまで垂直に吹き抜けています。この2つの竪穴が、中東の酷暑の国にある「バドギル」という塔をモチーフにした風の通り道です。空気は温度が上がると上昇し、下がると下降する性質があり、これが煙突状の空間だと下の方は負圧がはたらいて空気が流れ込むことになります。この煙突効果は、煙突が長ければ長いほど効果が高まります。この塔のような吹き抜けの作用で、気持ちよい風が各階の各部屋を通り抜けていきます。
建物自体が自然のエアコンの働きを持っているのです。
また、窓がない玄関であっても、上方からの光は階段室の白い壁に反射して1階まで降りてきます。中庭も直射光は射さなくとも、ヘーベル版の反射で室内にまでも光を取り入れてくれます。シャープな光線ではなく、拡散した柔らかい光は、穏やかで気持ち良い明るさを室内にもたらしてくれます。

3階の空の間
3階の空の間

暮らしを彩るお役立ち情報

自然と共生する生活、を実現する設備と機能を搭載。

夏の間と中庭

夏の間と中庭。

この家の中で、夏にいちばん気持ちいいのが1階の「夏の間」と、そこからつづく「中庭」。通りから吹く風、吹き抜けからのやわらかな光。明るい日影、といった穏やかな場所です。
天気の良い日は、ウッドデッキの上に畳を敷いて「夏の間」と「中庭」を一体にできます。デッキの脇の水盤は、風が吹き込むときに空気の温度を下げてくれる役目もあります。脇に給湯栓を設けたので、冬は足湯を楽しむこともOK。
吹き抜けを2階まですうっと伸びる竹。限られた敷地条件の中に、植物を取り入れることも重視しています。

光と風が通り抜け、街並みが透けるゲート

光と風が通り抜け、街並みが透けるゲート。

ゲート 道路との境界に設けたゲートが、シンプルな外観に個性的な表情を与えています。3階の「空の間」の床に敷いてあるものと同じ、ファインフロアーという材料で採用。隙間が多く空いていますが、昼間は光が反射して目隠しとなり、外から中は見えにくく、中からは明暗が逆転するので、外がよく見えます。
ゲートを閉めればプライバシーは守られつつ、採光や通風を妨げません。また、ピロティに車を置いていないときは、このスペースを多目的に利用も可能です。

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