01
へーベルハウスの個性
ヘーベルハウスは個性のある住宅です。50年間ALCコンクリート・へーベルと鉄骨を使い続け、20年前にスクラップビルドの住宅産業の中で「ロングライフ住宅」を宣言しました。ヘーベルハウスの個性である「ロングライフ」「ヘーベルウォール」 そして「メーカー住宅としての設計品質」この3つをプランニングでどのように表現していくかを日頃、大切に考えています。
アメリカの作家 スチュアート ブランドの「建築はいかにして学ぶか」にロングライフ設計のヒントになる事が書かれていましたのでご紹介し、具体的に私の考えている事をお話ししたいと思います。
建築(住宅)には6つの「S層」があり各々に寿命があります。最も寿命が長く、更新の速度が遅い層は線が太く、寿命が短く更新速度が速くなるにしたがい線は細くなっていきます。
SITE(敷地)>STRUCTURE(構造)>SKIN(外装)>SERVICES(設備)>SPACE PLAN(空間設計)>STUFF(家具調度)
オーダー住宅ですのでクライアントのご要望にお応えする事は大切ですが、新築時のプランをBEST(個別化)とするのではなく少しながい眼で家を考え継続的にbetterなかたちにバランスさせていく事が大切だと思っております。
02
Quality On Site
敷地に真摯に向き合う事。その敷地で出来る事。素直に住まいを据える事。
これが設計をする際にぶれない拠りどころになっています。
03
Simple&Spacious
シンプルでゆったりした広さと豊かさのある、「時間」に対して許容力のある架構と空間つくりを大切にしています。
04
住まいの普遍性と個性
温暖化対策、省エネルギー化の流れで建築が主張をしていた時代から変化をしています。
また、人の寿命も人生100年と言われるようになり永く、万人に愛される「良い意味での普通」、「住まいの普遍性」が大切になってきていると考えています。
また、住まいは先進化、高度化し、技術力を高めてつくる事だけが品質を高めていくのではなく、家の存在そのものが本来出来る事があると思っております。それは「時間をつくる」という事です。
ここに居たいと思えるお気に入りの場所、設えを楽しめる空間をつくる事は住まう人にとって愛着あるものになり、記憶となり時間を紡ぎます。永く愛着をもってお住まいいただける家を一緒にお創りしたいと思っています。