CASE #113 府中の住宅
- 設計:
- 荒川 圭史
- インテリア:
- 稲村 みどり
- 竣工:
- 2014年5月
- カテゴリ:

この住宅は北側にも南側にも庭を持っています。 南北両方に大きな開口部を設け、借景の効く北側は順光のきれいな庭を設けています。南側には直射光と地面にバウンドした光を取り込む石庭のような庭を設けました。天空光は室内で反射を繰り返しながら奥まで広がります。光の性格が真逆になるそれぞれの庭から入る光を内部に取り込むことで、奥行き感のある気持ちのよい空間を生み出すことができました。 気持ちのよさを生み出す素は外部にあり、中でも光の捉え方や扱い方の違いが空間の質を大きく左右すると考えています。


ダイニングとリビングの間に設けたパーティション、格子、段差で空間が分節される。 北の庭から入り込んだ天空光が床と天井で反射を繰り返す。

南からは直射光が庭に反射して室内に入り込んでくる。

夜は人工照明の光が壁に広がる。

夜は人工照明の光が壁に広がる。

南の庭からは夏の直射光が入りにくいように軒を設け、さらにシェードで直射を制御し、地面に反射した光を内部に取り込んでいる。

南の庭からは夏の直射光が入りにくいように軒を設け、さらにシェードで直射を制御し、地面に反射した光を内部に取り込んでいる。

ダイニングとつながる北の庭は第二のダイニングとなる。北の庭は順光状態となり緑の借景が映える。

ダイニングとつながる北の庭は第二のダイニングとなる。北の庭は順光状態となり緑の借景が映える。

二重壁とスカイウォールで囲み、 プライバシーが守られた二階のテラス

二重壁とスカイウォールで囲み、 プライバシーが守られた二階のテラス










