CASE #28 北千束の二世帯住宅

プロジェクトで着工段階から現場の様子をお伝えしてきた住宅です。先日オープンハウスを行い、無事お引渡しを行いました。入居されて20日たったところでご様子を拝見してきました。2世帯で49坪という広さは決してゆとりのある大きさとはいえませんが、中庭や吹き抜けを取り入れることで、狭さを感じることがない住宅になりました。 夕方の西日を受けてオレンジ色に光っています。

見て分るとおり西側にはほとんど窓を設けていません。アルミダイキャストの格子門扉はヘーベルハウスのオリジナル商品です。植栽のスペースがゆったりとることができないので、玄関脇にハンギングの植物が吊り下げられるようにフックが三箇所つけてあります。ここに花が咲くと潤いのあるアプローチ空間に生まれ変わリます。

西側のボリュームと東側のボリュームが中庭を取り囲んでいる形になっているのが良く分ります。そらからという住宅の考え方をそのまま表現しています。西側に閉じ、南東方向に開いた形になっています。

一階のリビングから中庭の方を見たところです。奥にダイニングのスペースが広がっています。各スペースが水平に連続していく様子が良く分ります。

一階のリビングの様子です。家具や置物もこだわって選び抜いたた物です。とてもきれいな空間に仕上がっています。

ダイニング側から中庭越しにご主人様の寝室を見たところです。中庭に植えたヒメシャラが潤いを 生み出しています。

ご主人様の寝室からダイニングの方向を見返したところです。 こだわって選んだテラコッタがとてもきれいな空間に仕上げています。

ダイニングです。 道路に面した窓は通常の腰高窓より窓台の高さを持ち上げています。こうすることで南からは光のみを取り込んで3面窓の落ち着きのなさを完全に消しています。東側は東の隣家の庭に開き、西側は中庭に大きく開いています。とても落ち着きのある空間になっています。

親世帯の玄関内部です。リヤドロの人形の大きさと飾りの空間のバランスがとてもよい印象を作っています。

子世帯の玄関の框の下は靴が入るように框を持ち出しています。 その他にもつかえる空間はすべて収納に当てています。

階段を上がっていくとリビングダイニングが広がっています。

リビング上部は北側斜線の勾配なりに架けた屋根の中を吹き抜けとして、ゆとりのある空間となっています。吹き抜け上部の窓ガラスは透明になっていて、下からは空以外は見えません。夜はここから月が見え、通常ではなかなか味わえない空間が現れるとおっしゃていました。

個室の上部の屋根の中は収納用の ロフトになっています。











