CASE #35 三鷹市牟礼の眼科併用住宅
- 設計:
- 荒川 圭史
- カテゴリ:

眼科を開設するために建てた住宅です。 11月5日に伺い、夜遅くまで楽しい時間をすごさせていただきました。 敷地は連雀通りに面しています。道路の向かい側にスーパーいなげやがありとてもわかり易い位置にあります。医院を開設するに当たり、立地の分りやすさというのはとても重要だと思います。 裏側は小学校に面していて、昼間少しうるさいことを除けば、開放感は抜群です。 3階ベランダからは校庭が一望でき、先日はその特等席から運動会の様子を見たそうです。

連雀通りからみた外観です。 路地状に道路に接しています。 引きが大きく取れるので人のアプローチ部分はスロープとし段差がない状態でポーチまで上がっていけます。 設定地盤の高さは道路よりわずか15cmほどですが高くなっています。先日の大雨で、連雀通りは完全に冠水し、いなげやも浸水してしまったそうです。 スロープの途中まで水が上がってきていたそうですが、わずか15cmのおかげで難を逃れることが出来ました。 今回の大雨は、設定地盤の高さの重要性や地下室の危険性を考えさせられる出来事でした。

車路兼駐車スペースの床は、モルタルに目地棒を入れ、刷毛引き仕上げとし刷毛目の方向が千鳥になるように仕上げました。 どこかの雑誌で見たものを 真似したのですが、うまくいったと思います。

お客様がガレージ専門の雑誌で見つけ、同じ物を作ってほしいと たのまれて作った光る車止めです。 本に紹介されていた設計事務所を訪ね、作り方と部材の手配をお願いしました。水族館の水槽を作るアクリル板の半端材らしいのですが、これだけの厚みになると板というよりインゴットという感じです。 中に入れてある照明は電気屋さんが、LEDで完全防水のチューブ状の器具を作ってくれた物を使っています。

眼科の待合室です。 上部にトップライトがあり明るい部屋になっています。

検眼のためのスペースです。 広く清潔感のあるスペースとなっています。

診察、処置のスペースです。

階段を上がってリビングに入ったところです。壁の仕上げはINAXのエコカラットです。

吹き抜けを下から見上げたところです。 東がわから朝日が入ってきます。

夜はこんな感じに変わります。

吹き抜けの下は、ダイニングの スペースとなっています。

ダイニングの様子です。

寝室の様子です。

複合用途の住宅の場合、階段室が家の中央部にきてしまうことが多いのですが、トップライトを設けることで、とても明るいスペースに生まれ変わります。

階段上の光を書斎にも廻しています。

リビング南がわに広がるベランダです。 一階が眼科として大きなスペースを使っていることで可能となっているのですが、奥行きが一間半あります。 とても気持ちの良いスペースです。














