#5 下馬の住宅
- 設計:
- 荒川 圭史
- 竣工:
- 2003年2月
- カテゴリ:

法的に許されるボリュームが厳しかったため、上下の移動は螺旋階段のみとした住宅です。南東の角においた一坪のライトウェルの中に階段と踊り場をまとめて、家中の光を階段室越しにとろうという計画です。螺旋階段だけであることの将来的な不安は、住み替えという手段で割り切っていただきました。

居室との間は三枚の半透明のスライドパネルで仕切る様にし、冷暖房の効率上仕切りが必要な時期にも、ここから光が回っていくようにしています。トイレへ向かう動線もこの三枚のスクリーンでコントロールしています。

居室との間は三枚の半透明のスライドパネルで仕切る様にし、冷暖房の効率上仕切りが必要な時期にも、ここから光が回っていくようにしています。トイレへ向かう動線もこの三枚のスクリーンでコントロールしています。

玄関を開けると上部から光がふりそそぐ螺旋階段の入ったシャフトが突き当たりに見える。

外部も同じ仕上げ

施主自前の壁面緑化です

非常にコンパクトですがうまくまとまったと思います。ガーデニングが好きな奥様がとてもきれいにメンテナンスをされていました。

洗面所

階段室見上げ

「となりが建替えになって今更地になっているので我が家の南側が始めて全貌をあらわしました。」と突然お客様から電話があり、「それでは是非写真をとりに伺います。」ということで行ってまいりました。 南がわは道路側の表情とは違い開口部が多いです。 塔状の部分はこの住宅の生命線である1階から屋上まで続く螺旋階段の入った階段室です。家中の光もここから取り込みます。

よるもきれいでした。この状態だと階段を上がり降りしていると外から見えています。

内部には建築当初と変わらない光が降り注いでいました。

モニュメントのような螺旋階段室から光が入り込んできます。

決して大きくは無いのですが、とても有効に使われています。 良くここで食事をなさるようです。












