CASE #56 荻窪の住宅
- 設計:
- 西野 功市郎
- カテゴリ:

低層の住宅街の賃貸併用住宅。日照条件の良い2階にリビング・ダイニングを設計しています。 居心地の良い落ち着く空間を作るため、素材・色にこだわっています。 埼玉県飯能市の無垢材(杉・ヒノキ)を多用し、木の香りや肌触りを楽しむことができるように設計。 また拡販した優しい光を取り込む工夫として障子や和紙のロールスクリーンを採用しています。外観。賃貸併用の建物ですが専用住宅風に外観を作りこみました。

床・建具に無垢材(ヒノキ)を採用したリビング・ダイニング。 実際に素足で歩くと、べたつかずヒノキと肌が触れ合う部分がとても気持ちがいいです。 冬場も素足で歩けるよう床暖房を採用しています。 また白色の壁クロスではなく、土壁風の和紙クロスを採用することにより落ち着いた空間を作り出しています。

ダイニングから和室方向を見る。 建具ではなく、障子で和室とリビングを柔らかく仕切っています。 また壁面の真中を通っているボーダーは杉で上下のクロスを見切っています。 猫ちゃんと一緒に暮らしているため、壁を爪で傷つけても、クロスの張り替えを行いやすい工夫を施しました。

畳コーナー。縁無し畳を採用しています。

畳コーナー。天井にも無垢材(ヒノキ)を採用しています。

畳コーナーからリビング・ダイニング方向を眺めています。 視線が通るように配慮し、広がりを感じるように設計しています。

リビング

トイレ。無垢材(ヒノキ)で作った手洗いカウンターが落ち着いた空間を演出しています。

主寝室。猫ちゃんがベットに横たわっています。 壁を木材で壁クロスを上下に分断しています。 将来、下のクロスが張り替えやすいように工夫しました。

キッチン。奥様の要望で鍋等の調理道具が、一目で、どこに収納されているかがわかるように松下電工のi deco シリーズのキッチンを採用しました。 キッチンは雑然となるため独立型になっています。

外観。賃貸の入り口が1階にあります。あまり目立たないかと思います。

外観正面

自宅アプローチ。カーポート床は枕木を採用し、内部との関連性を意識しました。

賃貸用アプローチ。












