CASE #60 東雪谷のT邸
- 設計:
- 荒川 圭史
- インテリア:
- 折原 優子
- カテゴリ:

鉄骨ラーメンの免震構造の住宅です。

真下からの見上げ

廊下の先を潜り抜けた先は和の別空間です

タタミ敷きの縁側 濡れ縁、フォールディングのサッシ、すだれ、縁側、上げ下げ障子と内と外が幾重ものフィルターで仕切られていきます。

障子は二方向に開け放つようにしてあります。 潜りぬけてきたほうを振り返ると突き当たりの窓から光が差し込んできます

免震構造で建物からせり出した形の縁側の下まで池が入り込んでいます。 循環している水のせせらぎの響きが心地よいです。

水屋の横には予定通り水琴窟が置かれました。 地中に埋め込む本式のものではありませんが、窓を閉めて外部の音を消すと水琴窟独特の響きが広がります。

リビング上部は吹き抜けており、東面に大きな開口を設けて安定した明るさが確保されています。

ダイニングからキッチン、リビングまで敷地を南北に貫くように配置してあるため、奥行感があります。東西からの光が途中途中に入り込むようになっており長い空間にどこからか光が入り込むようになっています。 ラーメン構造であることで欄間的な光の入れ方が可能になっています。

逆にダイニングからリビングの方を見るとリビングの奥に更に明かりが溜まるテラスが続きそこで視線がとまります。

リビング上部は上階の部屋と間接照明を共有した形となっています。 天井部分にも間接照明が入れてあり吹き抜けの大きな壁の明るさを確保しています。

リビング奥のテラスは周囲が開放されていて空が広く気持ちがよいです。

夕暮れ時になるとトワイライトタイムの美しい青い空がとてもきれいです。

空は青いのに、夕日を受けて白い建物が赤く光ります。 光は不思議です。

空は青いのに、夕日を受けて白い建物が赤く光ります。 光は不思議です。

夕日がとてもきれいに入り込みます。 もともと富士山を見るために大きく開けた窓ですがまだ一度も見ることができていませんでした。この後陽が沈み夕日の逆光の中に富士のシルエットが映りだされるか、期待の瞬間です。














