CASE #126 相模原の囲いの家
- 設計:
- 荒川 圭史
- 竣工:
- 2018年2月
- カテゴリ:

ほぼ正方形、建ぺい率・容積率は50%/100%の約40坪の敷地での計画です。すごく大きな邸宅ではなく、都市型の狭小住宅でもない、郊外の住宅地での計画の一つのパターンとして汎用性のある形になっていると思います。

「敷地を塀で囲んで、その中に車も入れ込む」というのが一般的な日本の住宅地でのゾーニングですが、車を「道具」と考えている人と、「大切な宝物」と考えている人では家の様相の違いがあるように思います。この計画では車は単に移動の手段で、建物とは完全に縁を切り車の存在は忘れてしまったようなゾーニングとしています。外部空間は建物の内部に飲み込んでしまっている。いわゆる中庭を持ったコートハウスの形式です。

コートハウス形式と言っても、都市型の間口の狭いウナギの寝床のようなコートハウスとは別のもので、外構の塀というものは存在せず、建築の壁で住空間と街路のインターフェイスを形成しています。一見コスト高になる印象を受けますが、逆に外溝のコストがかからないので、かえって外溝で背の高い塀を作るよりはコストパフォーマンスはよいかもしれません。外部空間から内部を潔く切り取っている姿はある意味見るものに新鮮な印象を与えます。

二層分の壁で内部を街路から隔絶するのではなく、大きく開口を穿つことで、ここから内部空間を予感させる中庭のアオダモの枝とその先の空をフレーミングしています。これが街路空間と内部空間の丁度良い関係を生み出しています。

二層分の壁で内部を街路から隔絶するのではなく、大きく開口を穿つことで、ここから内部空間を予感させる中庭のアオダモの枝とその先の空をフレーミングしています。これが街路空間と内部空間の丁度良い関係を生み出しています。

内部空間は中庭のみでストーリーを組み立てると単調で退屈な空間になってしまうので、階段を取り込んだ東側の吹き抜けからは気持ちのよい朝日が入り込むようにし、時間の経過と、季節の移り変わりによる太陽光の変化が同じ空間を全く異なる雰囲気に変えていく様に組み立てています。

内部空間は中庭のみでストーリーを組み立てると単調で退屈な空間になってしまうので、階段を取り込んだ東側の吹き抜けからは気持ちのよい朝日が入り込むようにし、時間の経過と、季節の移り変わりによる太陽光の変化が同じ空間を全く異なる雰囲気に変えていく様に組み立てています。

内部空間は中庭のみでストーリーを組み立てると単調で退屈な空間になってしまうので、階段を取り込んだ東側の吹き抜けからは気持ちのよい朝日が入り込むようにし、時間の経過と、季節の移り変わりによる太陽光の変化が同じ空間を全く異なる雰囲気に変えていく様に組み立てています。

内部空間は中庭のみでストーリーを組み立てると単調で退屈な空間になってしまうので、階段を取り込んだ東側の吹き抜けからは気持ちのよい朝日が入り込むようにし、時間の経過と、季節の移り変わりによる太陽光の変化が同じ空間を全く異なる雰囲気に変えていく様に組み立てています。

内部空間は中庭のみでストーリーを組み立てると単調で退屈な空間になってしまうので、階段を取り込んだ東側の吹き抜けからは気持ちのよい朝日が入り込むようにし、時間の経過と、季節の移り変わりによる太陽光の変化が同じ空間を全く異なる雰囲気に変えていく様に組み立てています。

内部空間は中庭のみでストーリーを組み立てると単調で退屈な空間になってしまうので、階段を取り込んだ東側の吹き抜けからは気持ちのよい朝日が入り込むようにし、時間の経過と、季節の移り変わりによる太陽光の変化が同じ空間を全く異なる雰囲気に変えていく様に組み立てています。

キッチンは中庭に対面していて、中庭に食卓を持ち出して食事をするようなシーンも想定しています。

キッチンは中庭に対面していて、中庭に食卓を持ち出して食事をするようなシーンも想定しています。

キッチンは中庭に対面していて、中庭に食卓を持ち出して食事をするようなシーンも想定しています。

中庭は照明計画も含め部屋の一つとして感じられるように作ってあります。正面に大きな壁があるので、夜はこの壁を照明の光を受けるレフ版として機能させ、屋外が室内として感じられるようにしています。 壁の下の方、床より下にライン状に間接照明を仕込んであって、屋根レベルの庇の先端には中庭のデッキ面に光だまりができるようにスポットライトを設けています。

玄関から中庭をのぞむ。














