東京一軒家ブログ

蒲田のコンコース天空光の色

2011年5月26日 22:30

東京デザインオフィスの荒川です。

街かどヘーベルハウスの計画の話とは直接関係はないのですが

ちょっとおまけです

大田区の建築指導課に相談に行く用事があり、ここ数日で二回

田に行きました。最近はちょっと気になったことはとりあえず写真

に撮っておくのですが、これを見てください。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金高輪天空光向こうに見えているのは蒲田駅のJRのコンコースです。向かってい

く先がかなり明るく見えています。新宿モデルのスカイライトの下や

浜田山モデルの洗面所と同じ種類の光に満ちていて、とてもいい

感じに見えます。実際に真下まで行ってみると空間全体が明るく影

が出来にくい状態になっています。

P1030529.JPGこの不思議な感じは陰影がフラットな感じになることによって生じている

ような気がします。コンコース全体を覆う光天井が空間全体にものすご

い量の光を振り注いでいる感じです。ただ数日前にこの場所に来たとき

の印象とは少し違っていました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金高輪天空光写真は26日天気はよく外はこんな夏の様な青空です。数日前の来たと

きのものはこっち。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金高輪天空光この日は雨が降っていて、そらはどんより曇っていました。晴れた日の

ほうが光の色が暖かく、なんとなく安心感がある光でした。一方曇りの

ほうも光の量そのものはかなりのもので、すごく明るいのですが、なん

となく、寒々とした空間になっていました。天空の輝度はくもりの日のほ

うが高いという話を聞きますが、晴れている日は、テントが直射光も拾

い、光障子のようにテント自体が直射光を拡散し、その光によって温か

みのある天井に見えているような気がしました。カメラのホワイトバラン

スの問題もあると思いますが、実際にその場にいた印象と写真の

イメージは近いと思います。

いずれにしても、普段体験している類の空間とは異なる印象を持った

空間になっています。こんな話も白金高輪の計画の参考になっていま

す。蒲田のコンコース行くことがあったら、ちょっと天井を見上げてみて

下さい。

日照シミュレーション

2011年5月22日 18:24

東京デザインオフィスの荒川です。

とりあえずシミュレーションの画像をご覧下さい。先ずは夏至一日の

日照を鳥瞰で見ています。


 

 

 

今回の計画での最終兵器ともいえそうな最上階のスカイライトですが、

空を切り取って熱はいれずに天空光だけを取り込みたいのですが、

至ともなるとかなり日照が入り込んでしまいます。夏の遮熱を考える

要がありそうです。しかし夕方恐ろしい大きさの影が襲ってくるようです。

 

次は夏至の室内です。



 

 

朝のうち一瞬東側からの日照があるのですが、それ以降はスカイライ

からの日照以外には日は入っていないようです。夏だからそれでいい

のですが。またこのシミュレーションはあくまで日照のシミュレーションな

ので、天空光での明るさまったく反映されていなません。なのでこの

像から明るさや気持ちのよさを語ることはできません。

 

 

 

 

次も夏至ですが道路からの外観です。

昼過ぎに一瞬日照があります。それ以降まったく日は射していません。

最後は背後のマンションの恐ろしい影に包まれてしまいます。

 


 

 

最後は冬至の道路側からです。

日照時間や光の移り変わりは夏至と大きく違わないようです。

日照の期待できない敷地で人口の照明ではなく天空光に頼った

気持ちよさを持った空間が作りたいんだということがだんだん

見えてきました。

 

建物を計画する際に先ずやっていることは実際に現地に行って

しばらくそこにいたり、周辺を歩いて街の雰囲気を体感してみたり、

要は自分の意識の中にその敷地の印象を埋め込んでいくという様な

作業なんですが、白金高輪のような敷地は今まで経験し

たこともなく、いまだに明確なイメージが作れないでいます。

富士の研究所で住宅の中の光の研究をしている菅野さんにもいろいろと

話を聞いてもらい、ARIOSより本格的な日照と明るさの

シミュレーションをしてもらうことになりました。

今回はその画像が届いたので紹介させてもらいました。

何だもう計画が出来ているのかとお思いかも知れませんが、実は

そうなんです。ただ、明確なコンセプトに基づいて今の形が出来上

がったかというと、そうでもなく、逆に出来上がったものを模型やコ

ンピューターのシミュレーションなどを使いながら、考え方を再構築

しているという感じです。現在はそのイメージをインテリアの計画に

反映していくという形で作業しています。

TDOで住宅を計画するときに、最上位にあるコンセプトは気持ちの

よさなのですが、気持ちのよさを構成する要素の中で光はかなり大

きなウエイトをしめているわけです。極端な言い方をすると空間のデ

ザインをしているということは光の入り方をデザインしていることだと

いってもよいくらいだと思います。

今回一番わからないというか難しいのは、明るさと気持ちのよさの

相関関係がいまいち見えていないということなんです。暗いという

言葉には、気持ちの良くない場所というネガティブなイメージが

ダブっていると思います。ただ日本には谷崎潤一郎の陰影礼賛の

世界の様な、暗い側の心地よさというものがあるのも事実だと思います。

明るい側の気持ちのよさを作っていく経験はかなりしているのですが、

今回のように光の総量が限られていている場所で、

それを気持ちのよさに結び付けていくという作業はほとんどしたことがなく

戸惑っているわけです。

暗気持ちいい場所、そんなイメージを言葉と形にしたいと思っています。

VermeerⅡ 文化村のアトリウム

2011年5月14日 11:44

東京デザインオフィスの荒川です

フェルメールの地理学者を見た後、出口付近のショップで謎解

きフェルメールなる本も買い込み、ちょっと頭の中を整理しよう

と中庭のテラスに出てみたのですが、なんとなく違和感があると

いうか、別に居心地が悪いわけではなく、逆にどちらかというと

居心地はいいのですが、不思議な感じがする場所でした

ヘーベルハウス東京デザインオフィスフェルメールアトリウムとりあえずコーヒでも飲みながら頭の中を整理しようとテラスのテー

ブルに座ってぼんやりしていました。周りを見ていると、屋外なんです

が、明確な影が出来ていません。ああ、と思い出したのが、新宿モデ

のスカイライトの下に作ったワークスペースや浜田山モデルの洗面

所の明るさと、以前工芸展で文星大学の林先生から聞いた太陽が真

上にあると影が出来ないという話。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスフェルメールアトリウム

 

ヘーベルハウス東京デザインオフィス天空光アトリウムこういう井戸の底のような空間では直射光は入りにくく基本的に天空

光もしくは反射光で空間が満たされことになっているんだということ

に気が付きました。まあ真夏正午くらいだとほぼ真上から日照もある

のだと思いますが。ちなみにこの空間のD / Hは4 / 1くらいのプロポー

ションでした。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスフェルメールアトリウムのサムネール画像アトリウムを取り囲んでいる素材はほぼガラスとラスタータイル

いう釉薬に金属を使っている?タイル。鯖の肌のようにきらきらと

いうかぬらぬらというか光が反射します。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス天空光アトリウム昔誰かがサバタイルといっていました。なるべく底まで光を入れたい

という考えで、こうしているんですね。

太陽や雲の動きによってたまに明るさが変わります。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス天空光アトリウムで床をよく見ると・・・あれれ不思議なことに今度は影が出来ています。

上を見上げても太陽は見えません。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス天空光アトリウムただ外壁に取り付けられたスポットライトがきらっと光っているのがわ

かりました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス天空光アトリウムこんな昼間に、それもこんなにいい天気なのに何故ポットライトなのか

と不思議に思っていたら、このライト天空の明るさに連動して光の量が

変化します。はじめ暗くなるとセンサーが働き補助的にライトが点灯す

るのかとも思いましたが、どうも逆なんですね。空が明るくなるとスポ

トライトがふわーっと強くひかり出し、床に影が出来るんです。よく考え

みると、これは電気の照明ではなく集光装置で集められた太陽光そ

ものだということにようやく気が付きました。

しかし、この場所を設計した人たちはこの空間の明るさがよほど心配

だったのでしょうかね。ラスタータイルだけでなく、おまけにこんな設備

まで導入していたんですね。

面白いので、文化村に行くことがあったらぜひ見てみてください。個人

的な趣味の話で言うと、この周囲の仕上げはもう少しマットな感じでも

良いのかなと思いながらも、とても気持ちのよいテラスで子供の頃何

か大変な秘密を見つけた時のような気がして、フェルメールのことも

なんとなくわかったような気がして(あくまで気がしているだけですが)、

天空光がとても重要なものだということを改めて意識出来たことも含

め、何かとても得をした一日に思えました。

白金高輪のあの日照が厳しい土地も、天空光をうまく取り入れて 行く

ことで気持ちの良い場所にすることが出来そうだと、ちょっとだけ希望

が見えてきた気がしました。

Vermeer

2011年5月12日 20:27

東京デザインオフィスの荒川です

どうやらこの敷地は普通の場所に比べてかなり日当たりが悪い、

れも近隣の状況だけでなくもっと広い範囲の影響がかなり大きく、

ちょっと吹き抜けを設けて上部から日照をとるというよな手法では、ど

うにもならなそうだということがだんだんと理解できて来ました。

いやもともとわかってはいたのですが、状況証拠をたくさん突きつけ

られて、もう自白するしかない犯人のような状況だったのかも知れま

せん。


ということで、お題目のように光と風という話をしていても、白々しくな

るばかりで、この土地はとにかく日照は少ないということをようやく受

け入れることが出来る様になりました。

受け入れた上で、直射光ではなく、天空光を頼りに、どうすれば居心

地の良い場所を作ることが出来るのか、ということが、今回の計画の

おおきなテーマになりそうです。

いずれにしても光は窓以外からしか入ってくるわけもなく、窓からの

光といえばフェルメール。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金高輪街かどヘーベルハウスフェルメールということで、以前牛乳を注ぐ女を見逃したなと思いながら、駅に貼っ

てあるフェルメール展のポスターを見ると、東京発上陸。フェルメール

《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展。~5/22(日)今まさにやっ

ているではないかということで、文化村に行ってきました。

来週末までやっていますね。

この当時17世紀のオランダに電気による照明は当然あるわけもなく

何をするにしても窓から入ってくる太陽の光が、頼りなわけで、当時

の絵をみることで、何か見えてくることがあるのではないかと、ちょっ

と期待して見てきたわけです。

窓から室内に入り込んだ光はどこにどう反射して結果としてどう明る

さを感じていたのか、かなり忠実に絵の中に再現されているはずだと

思いかなり長い時間《地理学者》の前に立っていたわけですが結局た

いしたことはつかめなかったわけですが、この窓から入っていた光は

そもそも直射光なのかそれとも天空光なのかという疑問が沸いてきま

した。最近完成した浦和区の住宅では、北側にかなり大きな開口を設

け、室内はその窓から入ってくる光で満たされています。直射光のよう

に直線的な影は出来ませんが、やはり影はしっかり出来ます。地理学

者の絵も方位はわかりませんが、もしかしたら天空光を頼りにした窓な

のかなと思いました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金高輪街かどヘーベルハウスフェルメールしばらくするともう一つ、気になる絵がありました。こちらはフェルメール

ではないのですが、ピーテル・ヤンセンス・エリンガという画家の絵です。

買ってきたポストカードをSCANした画像ですが、本当に光が当たって

いるように見えます。

フェルメールの光の空間に影響を受けた画家らしいのですが、やはり

窓から光が入り込み、思いもよらぬ方向に影が出来たりしています。

こちらの光はかなりシャープなラインがでていますので、おそらく窓から

直射光が入り込んでいる状況なのだと思います。まあ嘘を書いている

とも思えないので、正面の壁に出来ている椅子の陰は窓から入った光

が壁に反射し、その光が椅子の陰を作っていると考えるしかないので

すが、いずれにしても、この鋭角な感じの光より、地理学者のやわらか

い光のほうが見ていて心が落ち着く気がしました。間接照明読本という

本の中で、照明のデザイナーの面出さんも一貫して、強い光と影の世界

は緊張間を生み、北側の天空光のやさしく穏やかな光が住宅には適し

ているというような内容の話をされています。そんなわけで、日照は少

なくとも、空を見上げれば必ずそこに存在している天空光を頼りに気持

ちのよい住宅は作ることが出来るはずと、だんだん思い込むことが出来

るようになってきました。

しろかねたかなわ

2011年5月 9日 17:37

東京デザインオフィスの為田です。


今日のミーティングでも、名前を考えたが、持ち越しとなった。
「かぜのとう」「おたがいさま」に続くのは、はたして何か?


真剣な会議より、雑談や飲み会から生まれてくるかも、、、。
と、得意の先送りだな。

 

そのミーティングに備えるために、先日、街を歩いた。


白金は、「しろかね」と言うのが、どうも正解らしい。
シロガネーゼっていうから、間違えてしまうのかも。


プラチナタワー白金高輪といって、先ず思い浮かぶのは、駅直結のプラチナタワーだ。
名前で、億ションであることが、イメージ出来てしまう。


Platinumオフィス棟と、マンション棟に加えて、工場棟があることは、
地権者との合意形成が、難航したことだろうと思う。


魚らん商店会今回の街かど計画地の周りは、魚らん商店会。

 

交差点交差点は、ギョランザカシタ。

 

バス停最寄のバス停も同じ名前なのだけど、
「ラン」の漢字変換ができないのは、僕の力不足か。


「プラチナ」 と、 「ギョランザカシタ」 の、このギャップは何だ!


我々は、そのどちらに属するのだろうか。

「プラチナ」が、「レジデンス」の、
「ギョランザカシタ」が、「レジスタンス」の同意語に
思えてくるのは、僕だけか。


等などと考えながら、夕方の交差点に立ちすくんでいると、
お母さんが運転する高級車が、次々と停車し、小学生が降りて来て、
ビルに吸い込まれて行く。


中学受験地方出身の僕には、この数字の本当の意味がわからないが、
それでも凄そうだと思って、カメラを向けた。

今、隣りの席の水谷に聞いたら、やはり凄そうだ。

 

 

ARIOS

2011年5月 4日 09:00

東京デザインオフィスの荒川です

これも計画前の標準行動になっていますが、ヘーベルハウスにはARIOSという日照

通風・採光・日射のシミュレーションが出来るソフトがあります。今回のような高層エリ

アでシミュレーションをしたことがないので、どんな結果が出るのかちょっと楽しみだっ

たのですが、まあ当たり前の結果を突きつけられ、ダメ押しをされた感じです。

 

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金街かど日照採光シミュレーションARIOS周囲はこの範囲までしか入力していませんが、大人にとり囲まれた幼児のような状態

になっています。冬至でも三階まで上がってみたら少しは日照があるだろうと期待して

いたのですが、ありゃリャ、なんと薄いグレーの部分ばかりが目立ちます。薄いグレー

というのは0から1時間の日照が確保できるというエリアです。あなたはだめなんですと

追い討ちを掛けられたような状況です。

 

 

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金街かど日照採光シミュレーションARIOSついでに4階の高さくらいまで行ったらどうかというのも見てみました。

 

ヘーベルハウス東京デザインオフィス白金街かど日照採光シミュレーションARIOSここまで行くと黄色が増えてきます。それでも1時間から2時間という状態です。

さてさてどうしたものでしょうか。建築面積が小さくて、標準的な大きさのペントハウ

ス葉乗らないのですが、無理やり載せて4階部分の光を捕まえる方法でも考えます

かね。

そう簡単には行きません

2011年5月 2日 09:00

東京デザインオフィスの荒川です

具体的に計画のけんとうを始めるにあたり、もう少し状況を正確に把握しておく必要が

あると思い、先ずはグーグルアースで周辺の状況を確認してみました。最近ではみな

現地に行く前に先ずグーグルで確認してからといのが標準的な動きになっていますね。


ヘーベルハウス東京デザインオフィスグーグルアース日照が入ると思われるのは、(初めて現地に行ったときは実際に日が射していました

が)南西の白く囲った部分です。やはりいいとこ1時間くらいが関の山といった感じで

す。この絵を見る限り、正面真南からも季節によっては何とかなりそうな気もするので

すが。

またどうしても確認しておきたかったのは、唯一便りになりそうな北東側がどうなってい

るのかということでした。地上からでは確認できなかったので、何とか上から見ることが

出来る場所を探して上がってみました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスグーグルアースここからだと周囲の状況はとてもよくわかります。西側の建物はきれいな白いので、

うまくすると反射光が期待できそうです。しかし北側のマンションはなんて大きいので

しょうか。いつも南からの光の反射はばかにならないのですが、このマンションは割と

光を吸収してしまいそうなテクスチャーに見えます。ただガラス面が多いので、ダイレ

クトにひかりを反射してくれるかも知れません。東隣は二階建てで今のところ3階に

上がれば明るそうです。問題はもう一つ隣の家。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスグーグルアース隣は2階立て屋根は切妻、三階ならこの屋根越しにずーっと東の方が見えるかと淡い

期待をしていたのですが、そううまくは行きません。もう一軒隣は三階建てで窓もしっ

かりこちらを向いています。三階なら光は何とか入りそうですが、無防備にあけるわけ

にもいかなそうです。


ヘーベルハウス東京デザインオフィスグーグルアース4階に上がると先っぽですが東京タワーも何とか見えていました。まだアンテナが曲

がっていません。

これで東側の眺望という希望が絶たれてしまいましたが、また何とか別の心地よさの

糸口を探すことにします。

必ず何とかなる

2011年4月28日 23:13

東京デザインオフィスの荒川です

ずいぶん久々になります。街かどヘーベルハウスの 計画を始めました。

もう5年も前になりますかね、まだ渋谷デザインオフィスと名乗っていたころですが、

「かぜのとう品川モデル」で初めて街かどヘーベルハウスの計画をさせてもらいま

した。当時ヘーベルハウスでは、「光とかぜをあきらめない」というようなキャンペーン

をやっていて、品川モデルは工事中から完成まで「みどりのそっよっかあーぜいいひ

だっねー・・・・」という少年少女合唱団の歌と共にTVCMや新聞広告に使われて、完

成時にはたくさんの人が見に来てくれました。

街かどヘーベルハウスを作ってコンセプトをホームページで公開すればたくさんの人

たちが見に来てくれるものだと当時おおいなる勘違いをしていました。

その後、祐天寺におたがいさまハウスなるものを計画し、かなり意気込んで街とこん

な風に関わりたいとか、二軒の間で塀はいらないとか、色いろ情報発信して完成時

には「品川モデル」のように大勢の人たちが見にきてくれる物だと信じ込んでいまし

た。

ところが、何日たっても数人のお客さましか見に来てもらえず、マスメディアの力は

偉大だったと打ち拉がれていました。その後用賀モデルを計画した後、組織が大き

く変わり始め、街かどヘーベルハウスの計画とは縁遠くなっていました。個人的には

新宿支店で新宿モデルや浜田山モデルの計画に関わらせてもらっていましたが、

東京デザインオフィスと改名した後では初のモデルハウスの計画ということになりま

す。

ということで結構張り切って始まりました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス港区白金高輪暗さとうまく付き合う家先ずは「この土地買うの買わないの」という話が持ち上がり、とりあえず岩井君と

土地を見に行きました。

 

ヘーベルハウス東京デザインオフィス港区白金高輪暗さとうまく付き合う家最近では、どんな土地でも必ず明るく気持ちのよい家を作ることが出来ると思い上

がっていたことも有り、周囲の状況を見た感じ、見に行った時間、ちょうど日が射して

いたことも有り、周囲に超高層といっても良いくらいのビルがたくさん立ち並んでいる

にも関わらず、とりあえず東側は二階建てだし、空は開いているわけだし、どうにかな

るでしょとかなり楽観視したんです実際。

であっさりと土地を購入してしまいました。ありゃりゃ。 

ところが実際は日が射す時間は一日の中でこの一時間くらいの間だけ、あとはほと

んど日が射さないという状況だということをしばらくしてから痛感するわけであります。

ヘーベルハウス東京デザインオフィス港区白金高輪暗さとうまく付き合う家

 

 

ヘーベルハウス東京デザインオフィス港区白金高輪暗さとうまく付き合う家いつものように厳しければ吹き抜けをとって上から光を落とそうかとか、極端なことを

言うと三階に上がればこんな状況もありえるかと思いこんでいました。

 

ヘーベルハウス東京デザインオフィス街かど白金高輪暗さとうまく付き合う家ところが港区の高層ビルが建ちならぶ街は、世田谷や目黒の低層、中高層住宅地

のように甘くありませんでした。大きなビルの陰は思いもよらぬ方向から降りかかって

きます。それが一つでなく複合的に影が出来る状況、これが港区、都会なんだと、今

思い返せば新宿モデルの計画をしていたときも、遠くのNTTのビルの陰が落ちていた

ことを思い出しました。

さて、これから一体どんなものを作っていくのか、考えていったことをこのブログで報告

させていきたいと思います。

計画の経過を楽しんでいただき、完成後にはぜひ「街かどヘーベルハウス白金高輪」

に少しでもご関心をもたれたら、ぜひ見に来てください。

「かぜのとう」のようなキャッチフレーズも考えています。この先もブログを見ていただき、

いい名前を思いついた方はぜひご一報下さい。


 

港区三田の20坪の土地に。

2011年4月28日 13:19

東京デザインオフィスの松尾です。

港区三田5丁目の20坪に、東京デザインオフィスがてがける

新しい街かどヘーベルハウスの計画がスタートしました。

 

建設地はこちら。

 


より大きな地図で 街かどヘーベルハウス白金高輪 を表示

 

都心、しかも「港区」というちょっと特別な印象のある土地に建つ
小さくて快適な一戸建て。

 

周囲に高層マンションが多く、心地よい明るさの確保が課題のひとつです。

建物の正式名称は「街かどヘーベルハウス白金高輪」ですが、

このヘーベルハウスの愛称を、スタッフで考えているところです。

 

祐天寺の「おたがいさまハウス」や品川の「かぜのとう」のような、
みなさんに親しんでいただけるいい名前はありませんか?

 

 

「街かどヘーベルハウス白金高輪」の計画がスタートしました。

2011年4月22日 16:57

東京デザインオフィスの松尾です。

 

東京デザインオフィスがてがける「街かどヘーベルハウス白金高輪」の
建築計画がスタートしています。

最寄り駅は東京メトロ白金高輪駅。

都心での居心地のよさを追求した、新しいヘーベルハウスがこの秋誕生します。

 

こちらのblogで、コンセプトから現場の進捗状況、白金高輪の街情報などをお伝えします。

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