2011年5月 4日 09:00
東京デザインオフィスの荒川です
これも計画前の標準行動になっていますが、ヘーベルハウスにはARIOSという日照
通風・採光・日射のシミュレーションが出来るソフトがあります。今回のような高層エリ
アでシミュレーションをしたことがないので、どんな結果が出るのかちょっと楽しみだっ
たのですが、まあ当たり前の結果を突きつけられ、ダメ押しをされた感じです。
周囲はこの範囲までしか入力していませんが、大人にとり囲まれた幼児のような状態
になっています。冬至でも三階まで上がってみたら少しは日照があるだろうと期待して
いたのですが、ありゃリャ、なんと薄いグレーの部分ばかりが目立ちます。薄いグレー
というのは0から1時間の日照が確保できるというエリアです。あなたはだめなんですと
追い討ちを掛けられたような状況です。
ついでに4階の高さくらいまで行ったらどうかというのも見てみました。
ここまで行くと黄色が増えてきます。それでも1時間から2時間という状態です。
さてさてどうしたものでしょうか。建築面積が小さくて、標準的な大きさのペントハウ
ス葉乗らないのですが、無理やり載せて4階部分の光を捕まえる方法でも考えます
かね。
2011年5月 2日 09:00
東京デザインオフィスの荒川です
具体的に計画のけんとうを始めるにあたり、もう少し状況を正確に把握しておく必要が
あると思い、先ずはグーグルアースで周辺の状況を確認してみました。最近ではみな
現地に行く前に先ずグーグルで確認してからといのが標準的な動きになっていますね。
日照が入ると思われるのは、(初めて現地に行ったときは実際に日が射していました
が)南西の白く囲った部分です。やはりいいとこ1時間くらいが関の山といった感じで
す。この絵を見る限り、正面真南からも季節によっては何とかなりそうな気もするので
すが。
またどうしても確認しておきたかったのは、唯一便りになりそうな北東側がどうなってい
るのかということでした。地上からでは確認できなかったので、何とか上から見ることが
出来る場所を探して上がってみました。
ここからだと周囲の状況はとてもよくわかります。西側の建物はきれいな白いので、
うまくすると反射光が期待できそうです。しかし北側のマンションはなんて大きいので
しょうか。いつも南からの光の反射はばかにならないのですが、このマンションは割と
光を吸収してしまいそうなテクスチャーに見えます。ただガラス面が多いので、ダイレ
クトにひかりを反射してくれるかも知れません。東隣は二階建てで今のところ3階に
上がれば明るそうです。問題はもう一つ隣の家。
隣は2階立て屋根は切妻、三階ならこの屋根越しにずーっと東の方が見えるかと淡い
期待をしていたのですが、そううまくは行きません。もう一軒隣は三階建てで窓もしっ
かりこちらを向いています。三階なら光は何とか入りそうですが、無防備にあけるわけ
にもいかなそうです。
4階に上がると先っぽですが東京タワーも何とか見えていました。まだアンテナが曲
がっていません。
これで東側の眺望という希望が絶たれてしまいましたが、また何とか別の心地よさの
糸口を探すことにします。
2011年4月28日 23:13
東京デザインオフィスの荒川です
ずいぶん久々になります。街かどヘーベルハウスの 計画を始めました。
もう5年も前になりますかね、まだ渋谷デザインオフィスと名乗っていたころですが、
「かぜのとう品川モデル」で初めて街かどヘーベルハウスの計画をさせてもらいま
した。当時ヘーベルハウスでは、「光とかぜをあきらめない」というようなキャンペーン
をやっていて、品川モデルは工事中から完成まで「みどりのそっよっかあーぜいいひ
だっねー・・・・」という少年少女合唱団の歌と共にTVCMや新聞広告に使われて、完
成時にはたくさんの人が見に来てくれました。
街かどヘーベルハウスを作ってコンセプトをホームページで公開すればたくさんの人
たちが見に来てくれるものだと当時おおいなる勘違いをしていました。
その後、祐天寺におたがいさまハウスなるものを計画し、かなり意気込んで街とこん
な風に関わりたいとか、二軒の間で塀はいらないとか、色いろ情報発信して完成時
には「品川モデル」のように大勢の人たちが見にきてくれる物だと信じ込んでいまし
た。
ところが、何日たっても数人のお客さましか見に来てもらえず、マスメディアの力は
偉大だったと打ち拉がれていました。その後用賀モデルを計画した後、組織が大き
く変わり始め、街かどヘーベルハウスの計画とは縁遠くなっていました。個人的には
新宿支店で新宿モデルや浜田山モデルの計画に関わらせてもらっていましたが、
東京デザインオフィスと改名した後では初のモデルハウスの計画ということになりま
す。
ということで結構張り切って始まりました。
先ずは「この土地買うの買わないの」という話が持ち上がり、とりあえず岩井君と
土地を見に行きました。
最近では、どんな土地でも必ず明るく気持ちのよい家を作ることが出来ると思い上
がっていたことも有り、周囲の状況を見た感じ、見に行った時間、ちょうど日が射して
いたことも有り、周囲に超高層といっても良いくらいのビルがたくさん立ち並んでいる
にも関わらず、とりあえず東側は二階建てだし、空は開いているわけだし、どうにかな
るでしょとかなり楽観視したんです実際。
であっさりと土地を購入してしまいました。ありゃりゃ。
ところが実際は日が射す時間は一日の中でこの一時間くらいの間だけ、あとはほと
んど日が射さないという状況だということをしばらくしてから痛感するわけであります。

いつものように厳しければ吹き抜けをとって上から光を落とそうかとか、極端なことを
言うと三階に上がればこんな状況もありえるかと思いこんでいました。
ところが港区の高層ビルが建ちならぶ街は、世田谷や目黒の低層、中高層住宅地
のように甘くありませんでした。大きなビルの陰は思いもよらぬ方向から降りかかって
きます。それが一つでなく複合的に影が出来る状況、これが港区、都会なんだと、今
思い返せば新宿モデルの計画をしていたときも、遠くのNTTのビルの陰が落ちていた
ことを思い出しました。
さて、これから一体どんなものを作っていくのか、考えていったことをこのブログで報告
させていきたいと思います。
計画の経過を楽しんでいただき、完成後にはぜひ「街かどヘーベルハウス白金高輪」
に少しでもご関心をもたれたら、ぜひ見に来てください。
「かぜのとう」のようなキャッチフレーズも考えています。この先もブログを見ていただき、
いい名前を思いついた方はぜひご一報下さい。
2011年4月28日 13:19
東京デザインオフィスの松尾です。
港区三田5丁目の20坪に、東京デザインオフィスがてがける
新しい街かどヘーベルハウスの計画がスタートしました。
建設地はこちら。
より大きな地図で 街かどヘーベルハウス白金高輪 を表示
都心、しかも「港区」というちょっと特別な印象のある土地に建つ
小さくて快適な一戸建て。
周囲に高層マンションが多く、心地よい明るさの確保が課題のひとつです。
建物の正式名称は「街かどヘーベルハウス白金高輪」ですが、
このヘーベルハウスの愛称を、スタッフで考えているところです。
祐天寺の「おたがいさまハウス」や品川の「かぜのとう」のような、
みなさんに親しんでいただけるいい名前はありませんか?
2011年4月22日 16:57
東京デザインオフィスの松尾です。
東京デザインオフィスがてがける「街かどヘーベルハウス白金高輪」の
建築計画がスタートしています。
最寄り駅は東京メトロ白金高輪駅。
都心での居心地のよさを追求した、新しいヘーベルハウスがこの秋誕生します。
こちらのblogで、コンセプトから現場の進捗状況、白金高輪の街情報などをお伝えします。
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