CASE #71 あんどんハウス(東雪谷の住宅)
- 設計:
- 吉村 卓也
- インテリア:
- 赤堀 ゆか
- 竣工:
- 2007年2月
- カテゴリ:

間口5.2m、奥行き20mの東西に細長い敷地に建つ住宅。 「敷地の長さを生かすこと」「複数の小さな吹き抜けから光を取り込むこと」「ディテールがつくるインテリアの居心地をコントロールすること」がこの住宅のテーマです。 2階LDKを道路側から。手前に3階からの光を落とすスケルトン階段、その向こうにペニンシュラタイプのキッチン、通路を挟んで右側2つの「あんどん」からの光が入り、奥の主寝室の向こうの窓が見えています。2階の長さ、14.6mの見通しです。

通路スペースからの見返し。

床はアッシュの無垢材。キッチンはへーベルのオリジナル。

階段脇の腰壁笠木を薄く見せたり、照明器具のラインを揃えて天井面を整理したりして、「空間をやさしく引き締めた感じ」を出しています。「やさしく」というところがポイント。

3階の南面の窓からLDKに光を落とすスケルトン階段。この面は2階レベルからは採光が望めない(奥の窓から手前は隣家が近い)ので、潔く窓無しとしています。

3階から階段上の窓越しに南西方向を見ています。

スケルトン階段を横から。

北側斜線で天井が斜めになる部分に冷蔵庫、食器棚、収納、PCコーナーなどを並べています。

PCコーナー(フリッパードアで隠せる)には給気扇や情報分電盤などが隠れています。。

斜め天井下の壁面収納上部に間接照明を仕込みました。

昼の「あんどん」。透明ガラスにスモークの飛散防止フィルムを貼っています。やわらかい、ガラスの緑がかった光を室内に取り入れます。

夕方の「あんどん」。天空光のブルーと、照明のイエローがきれいにグラデーションになっていますね。たそがれます。

キッチンから、夕方の「あんどん」。

階段用の照明をつけると・・・ちょっとした遊びです。

1階、親世帯のキッチンとダイニングに「あんどん」からの光が落ちます。間接光ですが、明るい。

隣家が近く、1階の南側(左面)からは採光は望めないため、「あんどん」からの採光を頼りにしています。














