CASE #94 A-HOUSE
- 設計:
- 吉村 卓也
- インテリア:
- 田辺 彩子
- 竣工:
- 2009年3月
- カテゴリ:

閑静な住宅街の東南の角地に建つ、地下室と屋上のある2階建ての住宅。 地下水位が高いため、地下室の天井高を抑えて基礎を高めに設計しながら、斜線制限をかわす配置計画とするなど高さ方向の設計がポイントになっています。 シンプルな空間とアンティークな家具のマッチングが見どころ。 光を取り込むために窓を大きくとりながら、袖壁や植栽で視線のコントロールをしています。 植栽はプリペット、オリーブ、ヒイラギナンテン。

階段の上から光を落としています。階段室とからめた吹き抜けの上から光を落とします。階段の笠木を薄くして、すっきりと見えるように設計しています。

大きな壁で光を受けて、反射させています。「光を受ける壁面の確保」は設計上のキモのひとつです。

この窓から光を入れています。

2階からの見下ろし

地下の物入れの上に並ぶ地下室必須設備4兄弟。右からエアコン(写真に写ってませんがドレンアップポンプ付)、物入れ内部の換気をするエアパスファン、真ん中の青いのはダイキンのルームドライヤー(除湿機)、左の天井についているのは三菱電機のロスナイ(空調換気扇)。

地下室のピアノは工事中に搬入しています。ドライエリアのない地下室ですが、階段上につけた窓で採光・換気をとることができます。

2階の水まわりは明るく風通しがいいですね。

住友林業クレストの洗面化粧台のベースセットと丸いミラーを合わせました。左から壁を舐める光が入ってきます。

2階の廊下、書斎、洗面室(の洗濯機置き場)がこの2階の中庭に面しています。暗いところがありません。 さらにここから屋上に上がることができます。

引越しも終わり、家具もなじんで落ち着かれてきました。

キッチンとリビングダイニングを仕切って、落ち着いた雰囲気を出しています。

食器棚をはめ込んだところ。明るいキッチンからの光が漏れてきます。

階段からの見下ろし。

あちこちにアンティークを置いたコーナーが出来ています。

地下室もすっかり居心地のいい場所になっています。














