TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です。
オープンハウスは出来なかったのですが、岩井さん設計の住宅が出来上がりました
ので見に行きました。
墨田区に有り、以前から近くにスカイツリーが見えるということで、内部では話題に
なっていました。
私はもともと下町(と言うよりかなり田舎でしたが)の生まれで、小さいときは、東西線
も東陽町までしかなく、どこかへ出かける時は、バスで新小岩か錦糸町へでるしかあり
ませんでしたので、錦糸町は結構親しみがあります。錦糸町にはまだ都電もあったよ
うな記憶もあります。高校も平井にある都立小松川高校へ通っていました。
そんなわけで高校時代の友人はこのあたりに多く、以前ヘーベルハウスを建ててくれた
高校から大学時代のバンド仲間のT君の家もこのあたりだったなと思いながら・・・
あった。
道路に面して大きなキッチンの窓を計画していたのですが、下から見上げたら本人が見
えました。後でよって行こうと決め、とりあえずIWAI DESIGNのN 邸に向かいました。
おーっ見えた。スカイツリー。でかい。すでに東京タワーと同じくらいの高さらしいのですが、
でもまだ半分の大きさのようです。完成後を見てみたい。と考えていると左のほうに見え
ました。N邸、4階建てです。自宅とアパートは入り口が別々。自宅の玄関からはエレベー
ターのみで、階段はアパートと共有なので、法規的には自宅部分も共同住宅と言う扱い
になります。まあどうでもいいですか。
以前から天井下げの部分の相談を受けていたので、そこを中心にみてきました。
たたみを敷いた部分を含めてサッシ上端まで天井を下げ、その部分に間接照明を仕込ん
でいます。部屋の仕切り方やプロポーションにあわせて天井高はもっと積極的に変化をつけ
ていくと、空間がしっくりいきますね。
窓からも、スカイツリーがこんなにまじかに見えています。
あっT邸も見えています。
N 邸は4階にスカイデッキがあり、3階まで光が届きます。
こういう密度の高い場所では、スカイデッキを用いて外部を取り込む
手法はかなり効果があります。
帰りにT邸をたずねてきました。もう15年も経っていました。そろそろ吹きつけ直しをしな
いとという話をしていました。打ち合わせ当時小学生だった息子さんももう大学生になって
いました。思わぬところで旧友に出会えて、ラッキーな一日でした。