TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です。
前回に引き続き浜田山modelの樹木選びの紹介をします。
浜田山modelの外構工事の窓口になっている旭化成住宅建設の大川さんからメールが
届きました。
君津の内山緑地さんのような場所を樹木畑ではなく圃場(ほじょう)と言うそうです。
ついでにこういう業者さんのことをナーセリーと呼び。もうひとつついでに内山緑地さんは
なんと売上げ高業界3位の業者さんだそうです。
私が伺った場所は君津グリーンセンターと言う名称でここでは植物の生産を行っています。
またその中で公園のようになっている部分を「内山ガーデン&アーボリータム」と呼び、
一般にも開放しています。
ちなみにアーボリータムとは樹木園を意味します。
毎年4月にはオープンガーデンがあり、さくらを堪能できるようです。興味のある方はこちら
をご覧下さい。予約制のようです。
これはRHSJ(英国王立園芸協会日本支部)記念庭園で平成12年に淡路島で開催された
「ジャパンフローラ2000」で展示されたものを再現した庭です。
遊歩道にはこれ、スミレです。たくさん咲いていました。こういうのは自然に生えている
ようです。
この穴は一体なに?
応えはいのししの足跡。そこらじゅうにありました。出くわすと恐ろしいようです。
捕まえて食べちゃったこともあるようです。
これは何の樹でしょうか?
きれいな株立ちの樹ですが、樹皮はやっぱり百日紅ですね。こんな形もあるん
ですね。ちなみに株立ちを作るには、一度幹を切ってしまうとそこから何本もの
幹が出てきて、株立ちになるそうです。
この山にたくさん植えた樹は一体どこから持ってくるのか、不思議でしたが、温室
でこんな風に種から苗をつくり少しづつ大きくしていくようです。
こんなのもありました。これを見ていたら、トトロが大きくしたドングリを思い出しました。
とても強い生命力を感じます。
ここでようやく今回の本題の浜田山modelの樹木選びです。
先ずは旭化成住宅建設の大川さん、ガーデナーの滝沢さんとどんな樹を見に行くか
を打ち合わせ。
最初に薦められたのがこれ、ヤマボウシです。9m以上ありそうです。
今回ずっと案内していただいた楢崎さん。ありがとうございました。
きれいでしたが、大きすぎて植えられそうもありません。
ここで見ても結構大きく見えたので、敷地に持ったら、さぞや大きいんでしょうね。
残念ながらパス。
これはコハウチワかえで。一度使ってみたかった樹です。葉がないとなんだかよく
わかりませんが。バスコートに使います。買です。
常緑と言えばいつもこれになってしまいますが、そよごです。祐天寺のおたがいさま
ハウスにも使いました。
こぶしより小さなシデコブシ。これも使ってみたかった樹です。
ヒメrユズリハです。私の家に普通のユズリハがありますが、成長が早くてちょっと
困っていますが、これははも小さく大丈夫そうです。
敷地の角に植えるメインの樹は当初の予定通りケヤキにしました。
これでも7mはありそうです。ここで見るとやはり小さく見えます。
最後は中庭に植える竹。
孟宗か真竹かと言う話をずいぶん前からしていましたが、結局これにしました。
キンメイ孟宗という名でグリーンと黄色の幹が交互に伸びています。
客間から見える幹がきれいだと思います。ここでは葉の音でかぜを感じてほしい
のですが、とても存在感があっていい場所になりそうです。
今回は浜田山樹木編でした。ここで選んできた樹が展示場でどんな空間を作り出
すのか、ぜひ見に来てください。オープンは来月17日です。
また住宅だけでなく植物に関心のある方、山で一緒に樹木を選ぶと言うやり方も
あると思います。ぜひ相談下さい。