TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です
昨日 SHINJYUKU modelの説明会に行ってきました。
SHINJYUKU modelの説明をするのは、なんとこれでもう6回目です。
はじめは、新宿支店の営業全員に、2回目は恒例の主任設計士対象の説明会。
3回目は日本女子大の飯尾先生の研究室の学生さん。4回目は在京プレハブメーカー
4社の4社会での見学回で、5度目は今期新たにSHINJYUKU model担当の課長に
なった市川さんに頼まれて、で今回が6度目と言うことになるのですが、今回のお相手
は今年入社したばかりの技術系の新人15人で、実際の展示場を体験するという内容の
研修でした。
何回も同じような話をしていますが、そのたびに新しい発見があるような気がしています。
話をしながら、ああ要するにこんなこと考えていたんだ、とか想定外の発見があったりして
自分の考えが整理できたり、まったく予期していない新たなことがわかったりします。
通常の計画でもこういうことはきっとあるはずで、竣工後しばらくしてお客様のところを
訪ねてみるということも重要だなと考えたりしています。
今回新人相手に、私がここで日常業務に直結するような話をしても面白くないので、
ちょっと毎日が楽しくなるような話をしたつもりですが、どういう受け止められ方をしましたか
ね。機会があったら、誰か返事を下さい。
今日配属が決まるといっていました。15人の中にはまだ入社前でしたが、私の設計した
池上の住宅のオープンハウスを見に来ていた人たちもいました。明日からは厳しい日常が
始まりますが、希望を持ち続け仕事に取り組んでほしいと思います。
SHINNJYUKU modelも早いものでもうオープンから8ヶ月経ちますが、この展示場
独特の変化が見え初めていました。
もともと都営住宅が経っていた場所で、敷地の中に道路が入っていて、一般の展示場
より区画が一回り大きく、大きい分は緑地にすることが要件になっていました。
オープン当初は植栽もまだ新人のようにちょっと照れくさそうに生えていましたが、
9ヶ月も経つとかなり自己主張をするようにしっかりした街路樹に育っていました。
やはりこれだけ緑地面積が大きいと、街に潤いがあります。街という表現をしましたが、
あくまでモデルですが、塀がなくオープンスペースをミドリが埋めている、まさにおたがいさま
ハウスのころから理想にしている街並みに近い状況が出現していました。
最近リニュウアルされたフレックスの新商品G3のコンセプトそのままと言う感じです。
東京の街並みこんな風にしたいといつも考えています。
都市計画家協会主催のプレハブ住宅景観研究会にも顔を出したりしています。現実の
街はそう簡単には変わりませんが、ひとつの計画を受け持つごとに、一邸づつ、すこし
づつでも街をきれいにしていく機会に恵まれているということなので、そういう意識を
持って、日常の設計業務をしていきたいと考えています。
興味半分で作ったSHINJYUKU model芝生の蛇篭ですが、こんな風になっていました。
もう少し均一に密度が上がると面白い状況になりそうです。