こんにちは、TOKYO DESIGN OFFICEの岩井です。
イベント情報にも載せてありますが、
今週末4/10は、私が設計した家のオープンハウスを行います。
唐突ですが「路地状敷地」というものがあるのをご存知でしょうか。旗竿状敷地ともいいます。
道路から2~3メートルの巾の路地を入っていくと奥が広くなっている敷地形状です。
都内などで小分けにしていく過程でよくこの敷地形状が現れます。
建築条件などが制限されたりするのでお買い得なことが多くこればかり探す人もいたりします。
ただし周囲が建物に囲まれ安く、日当たりや通風を確保するのに設計的には、苦心します。
今回のお敷地もこのような形をしていました。そして図のように、
東、西、南、の3方の隣家が接近していました。普通にやると日当たりは最悪条件です。
しかしここでの救いは、北側に公園があったことです。この公園は小さいながら公有地であり、
将来的にも期待して、こちらへ向けて窓を開こうと決めました。
公園に面しては中庭を設けてそこを取り囲むように部屋を配置し、それぞれ大きな窓を取りました。
そのため1階LDK空間の広がり感がとてもよく出ました。
公園側は木製のタテ格子を設けてやわらかくプライバシーを守っています。
また室内には2つの吹き抜けを
設け、直射光をそれぞれ取り
込むことで、一日中明るく、
風通しも良い家になりました。
この家に行って私が好きなのは、
大きく開け放たれた掃出し窓の
内外お構いなく、ビーグル犬の
ジョシュア君が我が物顔で歩く
様子です。
そのほかにも奥様こだわりの
水廻りなど、設計的工夫を織り
込んでいます。
ご入居後3年を迎えましたが、
とてもご満足いただき快適に
住まわれています。
そんなご様子も直接お話が聞けます。
路地状敷地での建築をお考えの方、それ以外の方ももちろん一見悪条件の敷地にも
あきらめないで、快適な家は必ずできます!
ということを実感していただけると思います。
ぜひ足を運んで見てください。
(イベント詳細情報はこちら)
まだまだ、ご連絡おまちしています。