こんにちは、TOKYO DESIGN OFFICEの岩井です。
ヘーベルハウスでは、このゴールデンウィークより「新・二世帯住宅」のキャンペーンを行っています。
これに乗じ、TOKYO DESIGN OFFICE では、今週 5/23(日)に
「ハナミズキのある住宅(豪徳寺の二世帯住宅)」 の訪問会
を行います。
二世帯住宅というと1975年に初めて提唱してからヘーベルハウスの十八番とも言うべき言葉ですが、原点に立ち返り、今の時勢をを改めて捉えた新・二世帯住宅が i_co_i (イコイ) です。
キーワードは「孫共育」。親世帯・子世帯が「孫」を軸に協力し合い交流していく提案です。子はかすがい、ならぬ '孫はかすがい' とでも言いましょうか。
二世帯住宅というと、私が設計する上で最も注意する点は二つの世帯の「分離の度合い」です。
複数の世帯が同じ屋根の下に住むということは一種の共同住宅なのですが、他人ではない為、「同居」と「別居」の中間を模索し、付かず離れずの距離に苦心しています。
住まい手によってこの程度は異なるのでしょうが、概して言うと、
「必要のないときは、なるべく顔を合わせない」ようにすることです。
必要なときにはすぐ隣にいる安心感がありながら、お互いが気兼ねをしないで生活するポイントです。
しかしただ分離するだけではなく共有部分を介しては必要なときにつながることも必要。明かりが点いているかどうかが分かったり子供の声が適度に聞こえる等、遠巻きにお互いの存在は分かるというのがいいです。
また共通で使える部屋や外部空間があると理想です。
もちろん実際は規模に限りがあり、全てが2セットずつ用意し分離度を高くすることができない場合も多いですが、動線の交錯がないようにすることや、時間帯の違いからくる生活音の配慮等、最低限守りたいルールはあります。
さて「豪徳寺の二世帯住宅」は、私と荒川がコラボレーションで設計した家で、二世帯住宅として理想を叶えた住宅です。
全体計画においては法規制を逆手に取り、広々とした明るい中庭(メインヤード)を、道路と反対の北側につくりました。
ここへ今はなきお父様ゆかりの'ハナミズキ'の木を両世帯から良く見える真ん中に植えました。
中庭へは建物のセンターを貫く通路によってアクセスします。この通路と中庭を介して左右の両世帯が接続するのです。
また3階においても内部で世帯間がつながっていますが、そのかすがいの位置に孫の部屋を設けました。
内外においてまさに付かず離れずの'理想の距離感' を実感していただけます。
その他にも設計的工夫を織り込み、理想(こだわり)の実現をしています。
・ビルトインガレージ、書斎(オトコの城)
・吹抜け、スケルトン階段 (吹抜けにより開放感と上部からの光を取り込んでいます。)
・オープンキッチン (LDと開放的につながります。奥様こだわりの'クッチーナ製')
・ペットと住む。(家族の一員。ネコ用ステップ他)
・ダンスホール(お母様趣味のフラダンススタジオ)
他にも 見どころは、盛りだくさんです!
ご入居後2年を迎えましたが、とてもご満足いただき快適に住まわれています。
そんなご様子も直接お話が聞けると思います。
ぜひ足を運んで見てください。
訪問会について、詳しくはこちらのご案内 へ→
*理想を叶えた実例のページでもご紹介しています。