TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です
毎日暑い日が続きますが、こんなに毎日暑い夏は、今まで記憶にありません。
昨日、もう何度目かわかりませんが、また浜田山の撮影に行ってきました。
正確には、撮影の立会いをしてきました。
もともとTOTOさんのホームページに実例を掲載してほしいというオーダーをして
いたのですが、その話し合いの中で、じゃ今計画中の浜田山モデルの浴槽を
スーパーエクセレントバスに変更して、きれいに出来たら、掲載しましょうという
ような話になっていました。
浴槽はTOTOのスーパーエクセレントバスPVY160ASRFという品番の浴槽
です。
JAXSONとかArtisとかと同じようなアクリル樹脂の白がとてもきれいな浴槽で
すが、スーパーエクセレントバスは保温材でぐるりと包み込んでしまう魔法びん
浴槽にも対応しているということで、それはとてもいいですねということで、急遽
この浴槽に変更しましたた。
ちなみにジェットも手摺も水中照明も何もないプレーンなタイプで定価は
900000円。最新機種らしく、当時まだカタログにも載っていませんでした。
縁のかかりの部分がとても薄くデザインされていて、シンプルでとてもきれい
な形をしています。
当初、コーディネーターの小野が選んでいた浴槽は同じくTOTOのラフィアと
いうスーパーエクセレントバスよりは安く定価で260000円のもので、これでも
十分きれいだとは思っていたのですが、出来上がってみるとさすがにスーパー
エクセレントはきれいで、かつ浴槽の幅が広く、入っていて気持がよさそうです。
浴槽の幅が狭いという話は、よくお客さまからいただくので、これはいいと思い
ました。
この日も相変わらず暑いのですが空はきれいです。外観もだいぶ意図したとおり
の形になってきました。
だいぶ建物とミドリが一体化して見えるようになってきました。建物を緑化するのは
とても難しくて伊藤豊雄でも失敗すると建築家の藤森さんもどこかで書いていました
が、確かにスケール感が合わず変なことになってしまうものが多いような気がします.
建築を緑化することをテーマにしているエミリオアンバース作の福岡にある
アクロス天神を二回目に見たときには度肝を抜かれましたが、(ほとんど山です)
そこまでは行きませんが、かなり一体感が出てきました。
で本題の浴室の撮影ですが、私が付いたのはもう午後になっていて、どうも午前中
のほうが東から光が入り込み、きれいだった様です。
午後になると外のほうが暗くなり、窓の外の景色が真っ暗に写ってしまうんです。
っていくら窓が大きくても外より室内のほうが明るいなんていうことは通常ありえな
いのですが、スカイライトの光量というのはほんとにすごいんですね。
熱くもないしとてもいいです。
ただ、ここ展示場なので、実際に湯船に入るわけもなく、排水も給水もダミー。
当然浴槽に水が張れないんです。で、午前中の外がきれいな写真は浴槽は空っぽ。
午後に私が付いてから、何とか水張っちゃいましょうということで、TOTOの金森さん
が近くのオリンピックでホースと洗濯機用の排水ポンプを購入 。お疲れ様でした。
外が暗く見えちゃいますが、よれば結構いいですよとカメラマンの川辺さん三脚ごと
浴槽にはいちゃいました。浴室の撮影ではこうすることが基本行動のようです。
この時間帯、逆に外から中を見るとこんな風に見えます。これも不思議な感じです。
最初の写真と比べると、視線の先が明るいということが、どれだけ重要かということ
がわかりますね。
もちろんここも撮影しています。
ついでにリビングの向こうの景色がきれいに見えたのでここも一枚。よくパースを
書くとき、窓の前をこんな風に光の反射を消しゴムで消して表現しますが、
まんまでした。
この後、夜の写真も撮り、バケツとポンプで水をかい出し、この日の撮影は完了しました。
排水つなげておけばよかった。
9月末にTOTOのHPが更新されるという話です。この日の写真がどんな風に料理され
るのか楽しみです。