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ヘーベルハウスの設計担当盛り上がりました

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プロジェクト

TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です

先日来お伝えしていた自主的な設計コンペ?が先月27日に開催されました。

主任設計士アカデミー略してSSAと呼んでいます。

盛り上がるか、というタイトルでブログを書いていましたが、なんと日本中から

70人もの設計担当やコーディネーターが集まりました。

ひとつの計画をこれだけの大勢の設計担当が同時にあたり、考え方をぶつけ

合うということは、おそらく旭化成ホームズ始まって以来以の出来事だと思います。

盛り上がるか どころの話ではなく、盛り上がりすぎです。

何かが起こりそうな予感がします。すごいことです。

どのチームも真剣に考えてきていました。

いくつかのグループに別れ、それぞれのグループの中でディスカッションをし、代表を

2チームづつ選び、全員の前で発表するという型式で行いました。

先日紹介したBS12でTDOと一緒に紹介されていた横浜の松本君ののチームも同じ

チームでしたが、今回出題のテーマになっている二世帯+αの家族がどうやって住むか

という問題に対して、緩やかに仕切られた個室と個室からもうひとつ小さなコーナーが

はみ出しているという、とても納得のいく提案をしていました。さすがですね。

われわれの計画も紹介しておきます。

今回の計画は横浜国大の山本理顕さんが提唱している閾という考え方や、一住宅に

一家族ではないという考え方や、ガゼボという住宅の考え方にかなり影響を受けています。

二世帯とか三世帯とか世帯数が増えたり、将来のどうなるかをシミュレーションしたり、

またそれに対する可変性をいくら考えてみても、考えれば考えるだけ逆に可能性を限定し

てしまうように感じたので、世帯ごとに区切るという考えを放棄したらどうなるかということを

考えててみました。

 

20100808193918687_0001.jpg大きなリビングが世帯数あってそれがどこかでつながるというような考えではなく、

大きなコモンスペースに心地よいコーナーがいくつもあって、緩やかな家族がなんとなく

好きな場所にいるというようなまとまり方です。

またコモンスペースへはれぞれの世帯のパーソナルスペースからアクセスする形をとって

いるため、パーソナルスペース同士は非常に独立性の高い状態で位置することになります。

またそれだけだとお客さまがコモンスペースへアクセスしにくくなるため、ゲスト用の

パーソナルスペースをもうひとつ別に設ける構成としています。

またコモンスペースへの導入口となるパーソナルスペースはもう一つのコモンスペース、

庭ごはんの出来るアウトサイドダイニングキッチンに直接面する型式で、この外部の

コモンスペースは土足なのか上履きなのかよくわからない状態の場所として設定して

います。道路からは一応共有のゲートを設け、外部ですがここに下駄箱も設けてみな

一応ここでくつを脱ぐという設定にしました。一緒に計画をした野田君や池谷さんと、

空間構成は小学校の構成に似ているね、と話をしていました。学校の昇降口です。

街との接し方はいつも考えているように、土留めや塀は作らず、法面や植物で処理をし、

今回も格子をインターフェイスとして使っています。また遠くに見える景色をふさがずに、

アプローチの孔を通して、街へつなぐような形をとっています。

 


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20100808193918687_0007.jpgこんな住宅住めそうですかね。

ちなみにこのプレゼンのタッチ、新人の池谷さんのものです。

とてもいいですね。楽しそうです。

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