TOKYO DESIGN OFFICEの岩井です。
久しぶりのblog.です。
少し前ですが、「季美の森の住宅」 の浴室が、
NIKKO のホームページに掲載されました。
http://www.nikko-company.co.jp/house/bathroom/systembath/index.html
Gallery の NO.20 です。
これが、掲載写真です。
面ガラス張りで洗面所から連続する一体の水廻りで明るく開放的です。
何枚か出した写真のうち一番説明的なこれがNIKKOさんに選ばれました。
水(お湯)が張ってありませんね。竣工直前の写真でしたから給湯がまだ入りませんでしたが、水でもよいからムリにでも張って撮るともっとイメージが良かったと思っています。
ちょうど今回、TOTOのホームページには荒川が担当した浜田山MHが作例で載りますので、近日UPされると思いますが、そのときのエピソードでも水面を張るのに苦労した話があったようです。
この住宅は、ゴルフ場用地に併設した住宅地にありフェアウェイが臨めます。
そちらへ向け全室窓を大きくとることが望まれました。
https://hebel-tdo.com/tdo/works/plan088/index.html
リビングルーム等にはもちろんそうしていますが、
浴室に大きな窓をとることは、実はなかなか難しい技術です。
とくに今回のような2階ですと、通常のユニットバスではできません。
防水工事が大変だからです。
RC造などに在来工法でやる以外は、一般にはFRP塗布防水が多いでしょうか。しかしヌペっとした質感は決してよくありません。
ヘーベルハウスに合うのは防水床パンを使ったシステムバスで在来感覚でできる方法です。INAXからSUITE ROOMという商品がありますがこのサイズだとやはり製作限界を超えます。
そこで今回のNIKKOさんのシステムバスルームの出番でした。
コストは決して安くはないですが自由度が高く、明るかったり広い浴槽だったりガラス張りだったり
今回のように浴室にこだわって作る方にはお勧めです。
タイル仕上げ等とてもキレイな出来で、建て主も大満足でした。
最近では、JAXSONのジャグジーバスともタイアップして営業しているようです。
お風呂にはこだわって設計したいという方は、一度検討してみてください。
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「NIKKO」というロゴがどこかで見たと思っていたのですが、
そうです。食器のメーカーと同じ会社です。
なぜシステムバスを?と聞きましたが担当の方の話では、特別な理由ではなく単に多角経営のひとつのことのようでした。
自宅にも中国茶の茶器セットがありました。
シンプルな真白い陶器は清潔感があってとてもキレイです。
浴室に通じるものを何となく感じましたが、どうでしょうか。