TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です
10月16日(土)渋谷設計の吉村君に誘われて、脇田美術館主催の建築ワークショップ
に行ってきました。
普段公開されていない脇田美術館に隣接する吉村順三の脇田邸の見学が出来るとい
うのでここは行くしかないでしょというかんじで行ってきました。
せっかくならということで、いろいろ調べ、先ずは最近一番面白いと思っている中村拓志
さんの設計したギャラリー桜の木軽井沢へ直行。
このだまし絵的なショットが見たかったのですが、予備知識が入りすぎていた為か、
思いの他普通な感じの印象を持ってしまいました。
逆にこういうショットが面白かったです。30mmの壁圧はやはり不思議な感じがします。
3cmの壁が支えています。びっくりです。
ギャラリー桜の木
で軽井沢・吉村順三といえば、森の中の住宅ですが、恥ずかしながら見たことも
なけ
れば場所も知らないので、とりあえず行ってみることにしました。ちなみに、2005年に
芸大主催で行われた吉村順三建築展のときに出版された作品集の中ではこっちが
軽井沢の山荘A、今回のツアーのメインディッシュである脇田山荘は軽井沢の山荘B
というタイトルになっていると岩井君が教えてくれました。 へーそうなんだ。
敷地の中には入れないようにロープがはってあるのですが、すでにほかの見学ゲリラ
達が建物をまじかで見学していたので、われわれも近くまで行って見ました。
久しぶりに興奮して何枚も写真を撮ってしまいました。
私のつたない感想よりも写真を見ていただいたほうが良いですね。
光がきれいです。まじかに川が流れるすばらしいロケーションです。
だんだん建物が大きく見えてくる、とてもわくわくするアプローチです。
近くに室生犀星の碑があり、すぐ眞近まできたことのある場所でした、知らなかった。
なんだかすごく悔しい感じがしました。
さていよいよ脇田邸です。見学の前に先ずは中庭から。
美術館の中でのセミナーのあと模型なども見て。
見学の順番が来るまでは、ガーデンパーティ状態。チーズがとても美味しかったので
すが、夕方仕事があったので、残念ながらワインではなくスープとチーズを食べていると
後から「こんにちは」の声に振り向くと、関西のセキスイハウスの設計集団。こんなところで
会うとは、なんとゼロ泊3日のバスツアーできたらしいです。本当に建築がすきなんですね。
外から見るととても天井が低く見えます。
中に入ると、低いところは2.2m程度なのですが、高い部分は2.7m近くありました。
これが吉村順三の居心地よさなんですね。初体験でした。
ギャラリー側は雰囲気がガラッと変わります。
充実感あふれる一日でした。
脇田美術館