TOKYO DESIGN OFFICE の岩井です。
そのツテもあり何度か行っています。
今回はなんと、4週連続で(4軒の)オープンハウスをされていました。
大盛況ですね、と言ったら「たまたま重なっただけです」と言っていましたが、すごいことです。
その3番目に行っていた世田谷区内のお宅を見せてもらいました。
スキップフロアをつないでいる'廻り階段'と、連続する屋根裏の'垂木(たるき)'が印象的な住宅でした。
この2つはヘーベルハウスとの違いが顕著な部分で、木造ならではの木の風合いがよく表現されていました。
1階からロフトまで登ってゆく'廻り階段'です。
家具も作る大工さんだったとのことで、手すりなどさすがの出来です。
変化する勾配がおもしろい。
2階ダイニングからリビングルームの様子。
この二部屋の、適度な区分のされかたがちょうど良い感じです。
家の中を広く感じさせていました。
ロフトからの見下ろし。
天井の'垂木'が近くで見えてド迫力です。
'狙った' 開口部
一方、光の取り入れている手法は我々もやっているのと同様、
周辺環境に応じ、狙って開口部をあけてありました。
その一例。
1.建物コーナーを抜く。
2.暗くなりがちな建物の中程に横から入れる。
3.水平に入りづらい部分には、上部から下ろす。
'安心感' と '設計力'
飯塚さんのi+iは設計事務所ですから、ウチのようなある規格内で設計するメーカー住宅に比べて自由な設計ができますが、逆に家としての '安心感' を初期段階からアピールしていると言っていました。
つまり家としての基本性能である構造や断熱性や設備といった点です。
一方、我々メーカー住宅は基本性能の担保やアフターメンテへの安心感は大きなメリットですが、画一的と思われがちな '設計力' をつけることで両取りになります。東京デザインオフィスの目指すところです。
アプローチこそ反対かもしれませんが、この二つが 'いい住宅' をつくるには不可欠だという事なのだと思います。