デザイナーからの最新情報

MARUNI COLLECTION 2011

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インテリア

東京デザインオフィスの荒川です

昨日日本橋のmaruniのショウルームで

インテリアデザインの方向性とマルニ木工の新たな提案価値

~日本のライフスタイルの変化とジャスパーモリソンの世界観~

というセミナーがありました。

で、な・なんと本人が来るといううわさも聞きつけ行ってきました。

残念ながら私は第一部の話を聞いて帰らなければならなかったの

すが、岩井君は懇親会まで参加し、なんと深沢直人さんの通訳

でジャスパーモリソンさんのはなしを聞き、大胆にもGlo-Ballを使っ

川崎の住宅の写真をジャスパーモリソン本人に見せてくれたよ

うです。

ヘーベルハウス 東京デザインオフィスMARUNIジャスパーモリソン「綺麗だ」(もちろん英語ででしょうが)といって喜んでくれたという話

でしたが、直接聞いてみたかったですね。

ところでこの日のセミナーの主題は深沢直人さんのHIROSIMAアーム

チェアとジャスパーモリソンさんのLightwoodです。話はマルニ木工の

土井さんがしてくれました。

当日の話をかいつまんで言うと、maruni木工 の高い木工技術力で、

一脚70万もする手作りのHans J .WegnerのTHE CHAIRと機能的に

も意匠的に勝るとも劣らない深沢直人デザインのHIROSIMAという

椅子をなんと7万9千円という破格の値段で市場に供給することが

可能になった。こういった椅子は芸術品ではなくあくまでプロダクトであ

り、優れたデザイナーはすでに世の中にある優れたプロダクトにインス

パイアーされてさらに良いものを作り出すことが出来るんです。

というような趣旨の話でした。

例えば、今回のセミナーの主役であるジャスパーモリソンのLightwood

という椅子は世界で一番軽いといわれているジオポンティのスーパー

レッジェーラの軽さと、そもそもシェーカー家具の影響を受けたHans J

 WegnerのCH36だったかなにインスパイアーされて製品になったとい

う話をされていました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスMARUNI木工Light WoodジャスパーモリソンこのLightwood実際にこんなに軽いんです。マツオさんが指一本で

らくらく。好みの問題もあるとは思いますが軽いということは、椅子と

してのおおきな魅力になっていると思います。以前和風な回転椅子

で胡坐もかけそうなくらい大きな椅子を使っていたことがあるのです

が、確かに座り心地はとても良いのですが、重いというのが結構スト

レスになっていました。そんなわけでスーパーレッジェーラは以前か

らとてもほしいのですが、ちょっと華奢すぎる感じと価格で手が出ま

せんでしたが、これなら私でも買うことが出来そうです。

打ち合わせをしているお客さまにも、こんな椅子をイメージして作っ

ていますというような話が、とても自然に出来そうな椅子だと思いま

した。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスMARUNI木工HIROSIMA深沢直人

こんな色のHIROSIMAも展示されていました。そういえば最近ホワイト

やブルーに塗りつぶしたYチェアもたまに見かけますね。

「昔は高くてもいいものなら売れたけど、今は良いだけではだめ、安く

て良いものでないと売れないんだよ」というのが、昨年までTDOのマ

ネージャーだった岡田の口癖でしたが、安いというよりコストパフォー

マンスが高いといったほうが適切だと思いますが、こういうことなんだ

よなと思いながら、土井さんの話を聞いていました。

ひとつの企業が、優秀な二人のデザイナーの力でこんなに大きく変わ

ることが出来ると言うこと驚くと共に、われわれもあやかりたい。と考

えながら、中目黒に帰ってきました。

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