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モエレ沼 2

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街と建築

東京デザインオフィスの荒川です

札幌に行ったのは12日まったく早いもので、もう2週間近く

経ってしまいました。まごまごしていると8月になってしまい

ます。その間にもいろいろなことガありますし、記憶が遠く

ならないうちに本編書かなければ。

RIMG0025.JPG一応川だと思うのですが、ほとんど名前の通り、沼とい

う感じの動きのほとんどない水盤の向こうに人工の山が

見えています。自転車に乗って公園内に入りました。

まず目に入る山がモエレ山。この公園の中には大きく

モエレ山、プレイマウンテン、ガラスノピラミッド、

海の噴水、サクラの森、テトラマウンドの5つのゾーンが

あります。

モエレ山公園というくらいなので、モエレ山がメインで、

パンフレットの写真も当然モエレ山の写真だとばかり

思い込んでいましたが、実は違ったのです。

まあ、よく調べからいけよという話なんですが。

もう一つプレイマウンテンという山があります。

ふたつの山は巨大で、一体どこからこれだけの土を持っ

きたのだろうかと考えながら自転車をこいでいましたが、

どこにも答えはありませんでしたが、帰りに乗ったタクシー

の運転手さんが教えてくれました。

正解は札幌の地下鉄の残土。

こんなにたくさん出るんですね、という気もしますが、あれ

だけいろんな方向に堀りまくってこれだけ?という気もし

ます。

それを公園にしようというのは、一体どのタイミングで決定

されたのかは定かではありません。

そういえば、千葉の湾岸線の船橋の手前くらいにも、

こんなぼた山見たいなのがあった記憶があります。

今どうなっていますかね。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼公園でとりあえず上ってみました。モエレ山。女の娘がど真ん中

に寝そべって、そらを見ていました。気持ちがよさそうでした。

 

モエレ山の周りをパンフレットの写真の様に、道が尾根に沿っ

逆S字を描いているように見えるポイントを求めて、周囲を

ぐるぐる走って見たのですが、そんな風に見える場所はない

と確信するまでに、一体どれだけ自転車をこいだのか。

ぜいぜい。

そうこうしているうちに海の噴水が始まる時間なので、行ってみ

ました。

ここはお勧めです。

行く機会があったらこの噴水はぜひ見て下さい。ちょっと恐ろし

い感じもするくらい。

これはまさに海です。

動画でお見せしたいくらいですが、写真を順番にお見せします。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼公園

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ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼

昼のプログラムはフルバージョンで40分くらいかかりますが、

出来れば全部見てください。

興奮冷めやらぬ状態であの景色はきっとここに違いないと

あたりをつけてプレイマウンテンへ走り込んでみました。

あった。ありました。S字の道。ちょっと感動でした。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼このカット。まさにパンフレットの写真の位置です。

で上ってみましたプレイマウンテン。自転車を借りるとき、

自転車では絶対に山には上がらないで下さいね、怪我を

しますからとしつこく言われた意味がここに上ってようやく

理解できました。

たしかに山頂から自転車で降りたら面白そうなんですね。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼頂上ではカップルが仲良く座って遠くを見ていました。

絵になる風景です。ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼ちょっとしたを見ると二人の女の娘も座っていました。

なんか長い時間座っていたくなるような場所なんですね。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼ここはモエレビーチ。小さな子供が水遊びをするにはぴったり

です。イサムノグチのデザインした遊具もたくさんあります。

R0010118.JPGこのあたりはあまり感動もなく、やはりガラスのピラミッドに行

きゃ帰れないと思い、フライトの時間を気にしながらも中

入ってみました。

そういえば昼食もとっていないと思いながら、ソフトクリームを

食べながらイサムのビデオを見ていました。

イサムノグチが何を考えて彫刻を作っているのか自分で語っ

ている映像だったので、ゆっくり見ていたかったのですが

そんなことをしている場合じゃないと考え直し、展示空間に

入ってみました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼まさにガラスのピラミッド。

この内部かなり熱負荷が大きく夏の冷房をどうするのかが

大きな問題だったのか、雪冷房システムという北海道ならで

はのシステムで空気を冷やし、地球温暖化を防止しています。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼この穴も冷気の噴出し口なんだと思います。

が、

そもそもこんな大空間が何故必要だったのかちょっと??????

でした。

何故ガラスにこだわったのかはわかりませんが、ピラミッドを

作るにしても、ストラクチャーだけにして、植物でも這わせて、

緑のピラミッドでも作ったほうがおもしろかったような気もしま

す。

なんとなくこの雪冷房システムを作りたいのが先で、ガラスの

ピラミッドガ後付?と詮索してしまいたくなるような作りでした。

実際イサムノグチの展示とこの大空間には何の関連性も感じ

られませんでした。勝手なこと言ってすいません。冬になって

雪が降るとまた状況が一変するのでしょうか。

ちなみにあかりシリーズが並べてありましたが、空間を作る

エネルギーに比べて、展示のおざなり感がぬぐえませんで

した。恥ずかしそうに立っている感じで、なんとなくかわいそ

うに見えました。

ヘーベルハウス東京デザインオフィスモエレ沼まあ夜見ると綺麗なんでしょうかね。

3階のイサムノグチギャラリーは、もうちょっと時間をかけてみ

たかったですね。

このモエレ沼公園、数々の賞を受賞していますが、平成14年

には

グッドデザイン大賞も受賞しています。札幌に行く機会があっ

たら、ぜひ訪ねてみてください。

 

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