東京デザインオフィスの荒川です
今日は先勝。ということで朝参宮橋の集合住宅の地鎮祭に
行ってきました。
台風も近づき、非常に不安定で風が強い天候の中、不思議
と地鎮祭の間はまったっく雨が降らず、終わってテントを片づ
け始めた瞬間にザーッと雨が降ってきました。
今回はというか今回も神様が味方してくれているんだと、いい
ように解釈しましたが、いつもながら地鎮祭というのは、住宅
が完成するまでの様々なステージの中で一番緊張する瞬間
です。
それまでは頭の中や紙の上、もしくは画面の中、せいぜい
1/50のスチロールの模型でしか表現されていなかった計画
が、大勢の人の手で実際に形が生み出されていく、まさに
始めの瞬間です。
子供を背負った外国人がとても興味深そうに、終始ビデオを
とりながら観察していました。よほどエキゾチックに写ってい
たのだと思います。
計画地の北側にあった共同住宅のテラスの一角にこんな意匠
を見つけました。設計者の意図としてはここに鉢でも置いても
らって、ペチュニアなんかをボワットたらしてもらう。
そんな姿をイメージしていたのではないかと勝手に想像を膨ら
ませて楽しんでいました。
今日は外仕事トリプルヘッダーで、二つ目が武蔵野の住宅の
外構工事の現場の確認でした。
自宅の計画をして以来、路地奥のアプローチの計画の常套句
になっていますが、今回も歩行部分を蛇行させ、島状に残った
部分に樹木を計画することで、奥行きを強調したパースペク
ティブな空間を計画しています。
さらに手前のご両親のお庭との間の塀を取り去り、蛇行した
アプローチと一体の空間とすることで、広がりを倍増させよう
としたのですが、倍増どころか三倍以上の広がりが生まれて
いるような気がしました。完成が楽しみです。
ちなみに手前からヤマモモ、シマトネリコ、アオダモを植えてい
ます。
最後は狛江の二世帯住宅の完成直前現場公開
です。オープンハウスと呼んだり、完直現場公開と呼んだり
訪問会と呼んだりいろいろな言い方をしてしまっていますが、
要するに展示場ではない実際の街に立っている住宅を見て
ほしいということです。
建売の販売ではないので、普段はこの手の登りは立てない
で、割りとひっそりとやっているのですが、今回は本部のイベ
ントということで、こんな登りも立ました。
こうするとやはり、でこの家はいったいいくらなの?というお
客様がかなりいらっしゃったようです。
私はお客様と外構工事の詳細の確認をするのがメインだった
のですが。
北側の公園を借景し、北にも南にも大きく開き、公園の緑を
感じながら南北に風の通り抜けるリビングをぜひ体験してみ
てください。とても気持ちのよい空間になりそうです。
明日4日(日)も公開しています。
今回はお客さまのご厚意で東京営業本部全体で企画した東京
中で現場公開を一斉に行うイベントの一環として、広い範囲に
折込広告で告知を行った結果か、10組以上の大勢のお客様に
来ていただくことが出来ました。
ありがとうございました。