東京デザインオフィスの荒川です
内山緑化さんの協力で同敷地内の君津グリーンセンター
に樹木見学会に行ってってきました。
メンバーは3組の計画中のお客様と為田君。
それぞれ計画中の敷地の中にどんな大きさのどんな樹を
植えるかを考えながら敷地の中を車と徒歩で移動しながら
見て回りました。
私は工事中の白金高輪の敷地に植える ファスティギ
アータと呼ばれる巾が広がらずに丈が確保できる樹木を
中心に見て周りました。都会の住宅地に向きです。
今回のツアーで面白い、使ってみたいと思ったものをいく
つか紹介します。
これはヒメサザンカ。混植の植え込みなどに植えたら綺麗
だと思います。赤い花が咲くようです。枝は多少しだれ気味
です。
このあたり写真とメモの整合性が怪しいのですが、
これはベニスモモ。やはりファスティギアータの一種のようです。
こちらは照手というハナモモ。これもファスティギアータの中
に入るようです。
以前自宅に咲き分けゲンベイ?という名の白とピンクの
花が両方咲くハナモモがあリました。とても綺麗なのですが、
花の数だけ食べられない実が落ちて、始末が悪かったので
すが、これはそうでもないという話でした。 ただ短命だという
話でした。
奥の大きな樹はシマサルスベリ。シマ・・・・という名の樹は
南方系のものが多いようで、成長が早いようです。
最近はやりすぎている感のあるシマトネリコも同じですね。
このサルスベリ、樹形がとても綺麗で花はしろのようです。
敷地が大きければぜひ使って見たい樹です。
建物が映えそうです。樹皮は通常のサルスベリよりも白い
です。
こちらもファスティギアータでは有名だと思います。
天の川という名のサクラです。
常緑で綺麗なものがなかなかないのですが。このタイワン
ツバキは使えそうです。常緑の樹木は一年中葉の新陳代謝が
行われているわけですが、古くなった葉は赤くなって落ちるよう
で、年中どこかに赤い葉があるようです。
シャラの花を大きくしたような大きな白い花が咲きます。
こちらはタムシバと呼ばれるシデコブシの様な樹で白い小さな
こぶしの花が付くようです。とても綺麗だという話でした。
使ってみたい樹です。これもファスティギアータの分類に入り
そうです。
なんかくさいと思い足元を見てみると銀杏だらけでした。
最後に紹介してもらったのが、アメリカハナナシ。
私の中では今日一でした。要するに梨のようですが、しゅっと
葉張りの小さな背の高い樹形がとても綺麗で、今回紹介して
いただいたファスティギアータの中では一番綺麗でした。
今日来ていただいた お客様も大きないろはもみじやアメリカ楓
などの樹をとりあえず保管してもらうことにして、幹に赤いテープ
を巻いてきました。
内山緑化の滝沢さん、楢崎さん、前原さん。今日はありがとう
ございました。
君津グリーンセンターですが、敷地内には誰でも入ることの
出来る遊歩道なども有り、樹木を販売している売店もあります。
現在ではきみつのさんぽ道という名前で、道路の要所要所に
案内板も出ています。
ぜひ一度出かけてみてください。もちろん東京デザインオフィス
にこえをかけていただければご案内も出来ます。
山で直接樹を選んでくる。家を作る中で、こういう選択肢もあり
だと思います。ちょっと贅沢な気分です。