東京デザインオフィスの荒川です
今日は朝から白金高輪のパンフ用の写真のロケハンから
雨の中VITSOEの実物を確認しにD&DEPARTMENTへ、
http://www.d-department.com/jp/
そのままお客様との打ち合わせのために笹塚のデザインス
タジオに直行。疲れました。
ナガオカケンメイさんと直接お話したことは無いのですが
以前CASA BRUTUSの「ロングライフデザイン」って何です
かという企画にロングライフ住宅を標榜するヘーベルハウス
も載せてもらったことがあり、渋谷デザインオフィスも、
おたがいさまハウスを紹介してもらったのですが、そんな縁
もあり、マツオさんとd design travelに東京デザインオフィス
の広告バナーを出そうと画策しているなか、
http://www.vitsoe.com/ja/jp?remember_locale=true
D&DEPARTMENT PROJECTが代理店をしているVITSOE
というモダニズムの巨匠ディーターラムスデザインの棚システ
ムの話を聞くことになり、だったらちょうど白金高輪街かど
ヘーベルハウスの事務所の棚の計画をしているところだった
ので、実際にプランニングと見積もりをしてもらいました。
で、採用するかどうか、実際に自分の目で見てみないと思い
九品仏のショップに出かけました。
カタログやHPでコンセプトはとてもよく理解できるのですが
普通のデザイナーだったらコンセプト倒れなんてこともある
のかも知れませんが、VITSOE、みた瞬間についつい
ほしい、と思ってしまいました。あとは予算が合えば1月には
白金高輪街かどの1階の事務所でもVITSOEを見ることがで
きると思います。
D&DEPARTMENTの壁にサスティナブルデザインの定義が
書いてありました。
何でほしいと思ってしまったのか、じっくり見てみました。
これは棚柱ですが大きさとか厚みとかちょうどいいんだと
思います。
一つびっくりなのは、下地は12mmの石膏ボード、合板では
なく石膏ボードで十分だということです。逆に合板下地の場合
は18mm必要らしいです。にわかに信じがたいのですが、荷重
を点から線に分散しているので、こんなことが可能なんですね。
きっと。
これだったら今すんでいる家の、特に補強をしていない
壁にこんなにたくさんの本を載せる棚を吊るすことも出来てし
まいます。
棚を固定するヒンジの部品もとても綺麗なんですが、一番良い
と思ったのは棚板のエッジのやさしい感じです。とても丁寧に
加工されている感じがします。
固定されるとこんな風に納まります。
決して安いわけではないのですが、わけも無く高いという金額
でも無く、ロングライフなヘーベルハウスにはぴったりなシステム
だと思いました。