こんにちは、近藤です。
先日、浅草にある「浅草文化観光センター」に行ってきました。
CASA BRUTUSの最新号にも紹介されていましたので、
既にご覧になった方も多いかと思います。
浅草の地に建つ文化観光センターに相応しく、
日本家屋のフォルムを何層にも積み重ね、
ファサードに木製のルーバーをランダムに配した
デザインが目を惹きます。設計は隈研吾氏です。
最上階(8F)は展望テラスになっています。
屋根に見える部分の多くはこのような架構になっており、
「和」に対するこだわりが垣間見えます。
屋根のガラスから射し込む光もいい塩梅です。
展望テラスには喫茶室がありましたので、
コーヒー飲まないと機能しないワタクシはここで一服。
スカイツリーや浅草の街を見ながらゆったりとした気分で、
お薦めのブレンドをいただきました。
続いて屋外廊下へ・・・
外部の木製ルーバーはこんな感じで固定されています。
微妙に角度や設置間隔が異なっている事がわかります。
内部の階段を下りていくと、
展示スペースや多目的スペース等が各フロアに設置されており、
フロアごとに機能が明確になっている設計という事がわかります。
限られた敷地ですので平面計画はかなりシンプル。
案内ロビーの上部は大きな吹抜になっていて、
ダイナミックな垂木(タルキ)の架構が
「和」のイメージを増幅します。
手摺のガラスパネルも、
和紙らしき素材をはさんだ合わせガラスです。
和紙や布、時にはクラッシュしたガラス等をはさんだり、
素材感を感じさせる演出ができるので私も時々提案する小技です。
久しぶりに建築を堪能して、
コンセプトの具現化とその力強さに感動!でした。
折角浅草に来たのでおいしいランチを食べようと、
銀座線浅草駅に直結しているアングラな感じの地下街にある、
ベトナム料理の「オーセンティック」というお店に入りました。
少し強面のシェフに勧められた
「豚ひき肉のそぼろごはん」が絶品でした。
予約がなかなか取れないそうですが、
「次回は夜に・・・」と思っています。