東京デザインオフィスの荒川です。
久しぶりに浜田山モデルハウスに行きました。
先日一緒に夜の白金街かどを見に行ったお客様は
11月に無事ご 契約いただき、今回は契約後一回目
の打合せで、まだ詳細をつめるというよりは、色々な
ものを見ていただいて、材料の使い方や、空間の構成
の仕方などを沢山見ていただきたいという趣旨で、
今回は浜田山展示場をご案内しました。
ここもかなり時間をかけて作ったので、やはり愛着が
あり、実に懐かしい感じがしました。
お客さまに説明しながらも、もう3年もたつがやはり
気持ちの良さはかわらないと自己満足しながら見て
きました。
ここの水盤というか池には、以前カルガモが飛来して
卵を産み子どもも生まれたという話を書きましたが、
それ以来毎年やってきては巣を作るようになったとい
うことで今年も着ていたようです。
天井に揺らいでいる光は池に反射したものです。
この水があるおかげで、和室には本当に良い光が入り
込んできます。
新宿のモデルハウスもそうですが、浜田山の水盤も展示場の
営業メンバーが実に大切に管理してくれているおかげで、
室内空間を含め気持ちの良さが持続できています。
水を扱うのは実は非常にリスキーで、だいたい管理が
うまくいかず、気が付くと植え込みに変わっていたりする
ことが多いのですが、この二つのモデルハウスは管理が
うまくいっている貴重な例だと思います。
それも気持ちの良さが営業にも伝わって初めて実現する
のだと思います。
この紅葉の季節このモデルは一番綺麗な季節だと思い
ます。浴室から見えるコハウチワカエデ、やはり綺麗です。
当初もっと黄色く紅葉していた記憶があるのですが、赤く
なっていました。
ここはやはり緑が多いですね。そう設計したのですが。
天井にも冬の暖かな光が入り込んでいます。天井のオーク
がいい感じにエイジングしてきているように見えます。
といっても突き板ですが、壁や天井なら突き板でも十分綺麗
だと思います。それでも木目のプリントされたシートとは時間
がたつと見え方に差がついてくるように思えます。
障子やこういうスクリーンに打ちしだされる竹のシル
エットというのも美しいです。
人見街道に面しているので大きなケヤキの街路樹もあり
綺麗ですが、やはり大変なことになっています。
ちょっと風が吹くたびに何百枚というケヤキの葉が降って
きます。