デザイナーからの最新情報

東京デザインオフィスの荒川です

1を書いたのが2月15日なのでずいぶんと時間が空いてしましました。

前回空気の味のような話をしていました。
気持ちの良い快適な空間を作るためには、視覚的な空間の操作や光の
コントロールだけでなく、ちょうどよい温度と湿度の空気に満たされている
ことが必要だし、それは無理して自然環境にたよるだけでもないと思い始め
ています。というようなことを書いていました。
その中で科学応用冷暖房研究所の高間先生にKALMORという

空気清浄機を紹介していただき、ショウルームにも行ってきました。

・・・というところまでが1の話でした。

 

 

カルモアというのは、こういうもので、

ここから酸素クラスターが発生しています。興味のある方はKALMORのHPを検索してみてください。
半減期が40秒と非常に長く、40秒が長いのかどうかという話ですが、通常家電
メーカーから出ている空気清浄機の発生するイオンは半減期が数秒らしいので、
そこを基準にすると40秒というのは非常に長いことになります。
それでKALMORを使えば、空調の設備と絡めて家じゅうの空気を浄化することも
可能で、高間先生からは高級な空調設備というのはたとえばこういうものかもという提案がありました。

 

高間先生には、高級な邸宅の中で、高級な設備とはどんなものなのかという問いかけをしていました。

 

ショウルームで説明を受けていた会議室の空気はKALMORで浄化されている
という話で、そう言われるとどうも空気がおいしい気がしてきます。

 

前回話をしていた金沢海みらい図書館まで行かなくとも、JR東京駅の丸の内側の
トイレと舞浜の改札を出たところのトイレにはKALMORが設置されているという
はなしなので一度いてみようと思っていたのですが、

そこに行く前に本命の金沢海みらい図書館に行く機会がやってきました。

 

連休に家族で金沢から帰りにシャルマン火打というスキー場で春スキーをして
きたのですが、金沢では単独行動で以前行ったときに休館日で消化不良だった
21世紀美術館と予期せず谷口吉生の鈴木大拙館を見てきたのですが、ついでに
というかこっちが本命でしたが海みらい図書館に行くことができました。

 

 

 

外観はワンボリュームの大きな箱。丸い穴がぷつぷつあいていて、ここから
光をとりこんでいます。

 

 

内部は大きな吹き抜け空間で、その大空間に壁全体か
ら柔らか光が降り注ぎ、図書館というより聖堂のような空間でした。

 

 

図書館としては記録的な入場者数を記録しているという話でした。

確かに駐車場はかなりの台数分あるのですが、すんなりは入れませんでした。

 

受付で撮影の許可をもらい、受付の方にここの空気は美味しいですか？
とぶしつけに妙な質問をぶつけてみましたが、はあという感じで、KALMORという
空気清浄機が設置されているんですがと聞いてみると、そうなんですか、
初めて聞きましたという返事でした。

 

 

空調の吹き出し口を探して見たのですが、床にグレーチングがありましたが、
これは吸い込みだよなと思いながら天井を見上げると天井にかなり大きな穴が
あいていました。高級な設備は気流感がないこと、吹き出しのグリルが分かりに
くいことが必要と聞いていたので、確かにそうなっていると思いながら、かなり
意識的に空気の味を味わってみました。

 

 

そうすると確かにすがすがしい感じになってきます。
一通り見終わって外に出てみたのですが4月末の金沢の空気はそのままでも十分
美味しく、やはり中間期には設備に頼らず、可能であれば、外気を取り入れると
いうのが基本何だと思いながら帰ってきました。

 

 

今日久しぶりに庭にテーブルを出して外で作業をしてましたが、晴れた5月の外
は本当に気持ちが良かったです。

 

やはり気持ちがよい時期はこれが一番気持ちがよいですが、

すぐに蒸し暑くなってしまいますね。

 

現在工事中の新中野の街かどへーベルハウス鍋屋横丁には今回紹介したKALMORを入れる計画をしてます。
一階の親世帯といっても想定はお母さんとお嬢さんの二人の世帯ですが、この世帯のリビングにカルモアを入れます。

 

その他、WICや廊下、3階のLDKにはへーベルハウスでオプションとして採用しているパナソニックのナノイーによる空気浄化設備も体感できるようにしています。

完成したら是非色々な美味しい空気を体験しに来てください。