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かぜのとう

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荒川圭史

東京デザインオフィスの荒川です

 

先日木造のリノベーションを見にいったという話をしましたが、
そのオ-ナー様は実はへーベルハウス「かぜのとう」のオーナーでもある方で、

「かぜのとう」に、もう10年以上お住まいになられています。

当時のケヤキの木はまだ健在だということをお聞きし、ラッキーにも

拝見させていただける事になりました。

 

かぜのとう

 

「かぜのとう」のオリジナルはこの建物で、東京デザインオフィスが計画した

「品川かぜのとう」はオリジナルのコンセプトをそのままに、2006年に竣工しています。


10年以上経過したオリジナルの「かぜのとう」が見られるということで
怖さ半分、期待半分で見に行きました。


1階の中庭は池こそなくなっていますが、そこから伸び上がるケヤキは健在で、

中庭に面した夏の間は半分道具置き場になっていましたが空気は夏の間のままでした。

 

かぜのとうのけやき

 

スカイデッキの敷かれた空の間は今でも風の通り道になり、
そこで外部空間の生活を楽しんでいらっしゃいました。

 

かぜのとう 屋上

 

3階から見ると森が入り込んだような状態で、都心にいて光、かぜ、雨といった

自然を感じる暮らしをしたい、というコンセプトが生きていました。

 

 

屋上庭園

 

一番驚いたのは、屋上で、10年もたっているのに芝も樹木も、

実に生き生きと根付いています。
菜園もやっておられるようで、本当に庭があるという状態が保たれています。

先日設計の研修があり、「外部空間の生活を楽しみたい」という課題を計画する内容で、

私は当然のように1階で暮らすプランを立てたのですが、

これだったら、無理して1階で暮らさなくてもよいのかもしれないと思い直しました。

 

本物を見た感じがしました。


東京デザインオフィスで手掛けた「品川かぜのとう」は今でも
見学をお願いできるので、ご覧になりたい方はこちらからお申込みください。

https://form.asahi-kasei.co.jp/homes/pub/hebelctg/tdo-jitsurei

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