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成城モデル、プレゼンルーム化計画

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荒川圭史

東京デザインオフィスの荒川です。

 

竣工後一年半を経過して、成城フレックスレジデンス展示場に
ヘーベルハウスのことをもっとよくわかってもらうための
スペース作ろうということで、計画を開始しました。

 

ただ、折角のきれいな空間に脈絡なく構造模型や説明用のパネルが
見えてしまうようなことはしたくないし、
かといって、部屋を独立させるほどのスペースもないので、
どうしたものかと考えていました。

 

成城モデル1

 

もともとラウンジの造作家具のエタノール暖炉、エコスマートの上にはTVを仕込む計画だった事を思い返し、ここにきれいなモニターを計画してiPadでプレゼンしているへーベルハウスのコンテンツを大画面で見てもらおうということになりました。

さらに隠し部屋のように家具の扉の向こう側にあったトイレのスペースを利用して構造模型等も展示するようなコーナーも計画しました。

 

成城モデル2

 

モニターをきれいに見せる手法として、旭硝子さんにもご協力いただき、TV本体をを黒いガラスで隠してしまうという方法で、TVを家具の中に収めました。
この写真は旭ガラスさんの会議室内にあるモニターですが、真ん中の映像が生の映像、左の映像が黒いガラス越しの映像、右がただの黒いガラスです。

 

写真だと写りこみが激しくて、どんな状況なのかわかり難いですが。

 

成城モデル3

 

家具造作の改修は、もともとこの家具を作ってもらった柴田さんにお願いしました。

 

成城モデル4

 

耐候性鋼ラスティを切り取り、その中にモニターを入れパネルとほぼフラットな状態に黒いガラスをはめ込みました。

 

成城モデル5

 

モニター自体は普通のテレビです。

 

成城モデル6

 

iPadからはアップルTVでミラーリングさせて映像を送ります。

 

成城モデル7

 

何も映していないとただの黒い壁面です。

 

成城モデル8

 

映像を写し込むとこのように見えます。

点いていても消えていてもとてもきれいです。

モニターの工事は既に完成し、トイレを構造説明コーナーに作り換える
作業も11月の一週目には完了する予定です。

今まで構造モデルが置いてあったガレージには、
東京デザインオフィスの実例写真のパネルも展示する予定になっています。
リニューアルされた成城モデル、ぜひご覧になってください。

 

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