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篠原聡子審査委員の選んだ一品。

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荒川圭史

東京デザインオフィスの荒川です。


早いものでグッドデザイン賞の表彰式からすでに一か月近くがたってしまい、
今年も残すところあと三週間になってしまいました。

 

グッドデザイン賞

 

我々が受賞展で展示していたこのパネル、よく見ると右下に

何かシールのようなものが貼ってありました。

 

周りを見回すと、同じようなシールが貼ってあるパネルはほとんどなく
もっと近寄ってみると。

 

QRコード

 

篠原聡子審査委員が選んだ一品という文言がQRコードと一緒に書いてありました。

 

このQRコードを開いてみると

http://www.g-mark.org/activity/2014/ippin/14G100810.html

 

家族用住宅の新しい可能性というタイトルで

2世帯の延長としての2.5世帯という形そのもの
またそのコンセプトを茶室のような細やかさで行為と空間の相関を
デザインし、それが特殊解にならず普遍性を感じるというお褒めの
お言葉が書いてありました。

 

いつも厳しい言葉はいただいていたのですが、

今回は住宅メーカーの作ったものに対して肯定的的なコメントをいただくことができ、
大変うれしく思いました。

 

 

篠原さんといえば、今年矢来町シェアハウスで建築学会賞を受賞され、
実は先日見学会に参加したばかりでした。

 

矢来町シェアハウス

 

決してファッションではなく、今の日本社会での住まい方を真面目に
研究されている延長上にこの作品があるということが、

わかるような計画でした。

 

旭化成ホームズ自体も二世帯住宅という言葉を生み出し、

二世帯住宅研究所という組織があり、住ソフトと呼んでいる、住まい方の研究を

長年真面目に取り組んでいるからこそ、

その延長上に「街かどヘーベルハウス鍋屋横丁」が存在したのだということを

改めて感じることができました。

 

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