東京デザインオフィスの荒川です。
街かどへーベルハウス豪徳寺は外で暮らすことや、グリーンと花と暮らすことをテーマにいろいろなことやモノを試していますが、夏場、窓を開けた瞬間に気持ちいい風だけではなく、蚊も一緒に入ってきてしまいます。
ましてや外に長時間いるとなれば 「ぷーん」という音とともに、気が付くといろいろなところを喰われていて、その後あの嫌なかゆみが襲ってくるという事態に陥ります。
余談ですが、
蚊に喰われる、噛まれる、刺されるという三つの表現がありますが、これは地方による違いなんでしょうかね。
現象的には刺されるが正解なんでしょうが、私は子供のころから喰われるものだと思っていました。
蚊は高いところにはいないというような話も耳にします。 どうも三階の高さまで上がるといなくなるというのが、なんとなく経験的に感じております。
屋上に上がると、高さの問題というより単純に風が強く、蚊程度の力では風に流されてしまうことだと思っていますが、マンションの高層階ではこんな悩みはないのかもしれませ ん。私は地面にしか住んだことがないのでよくわかりません。
いずれにしてもこの、「ぷーん」 というやつをどうにかしないと快適なアウトドアライフは送れないというのが現実です。
そこで、「はなまねき」の計画に当たり、とりあえずやれるだけのことはやってみようと思い立ち、amazonで見つけられる限りの蚊取り器の類を買ってみました。
管理上の問題もあり、蚊取り線香は対象から外し、昔からあるベープの類も入れていません。
これが実際に購入した蚊取り器です。
蚊を寄せ付けないという意味でアロマ系の物も集めてみました。
初めから蚊が嫌いなにおいが調合され、スプレー式になっているもの、オイルを薄めてスプレー式にしたりジェルに入れたりするアロマ系のものなどです。
異色なところでは、「かっちん」というラケットみたいなものに電流が流れていて蚊が触れるとバチッと蚊が焦げるというのもあります。
一番信頼性がありそうな物はシャープの空気清浄器にモスキートキャッチャーという機能がついているものがあります。
このあたりは中国製で取扱説明書の日本語がどうも変な物です。
光で蚊を集めてファンで吸いこみ外に出さないようにするというようなものです。
オープンして3週間近くたち、蚊が取れているか見てみました。
どうせ入っていないかと思いきやどの蚊取り器にもまんべんなく 三匹くらいの蚊が入っていました。
効果がないわけでもないけど劇的に効果があるわけでもない、という微妙な結果が出ました。
カッチというラケットみたいなものでも一匹つかまえています。
アロマ系のものは体にスプレーしておいても害がなさそうというか、逆にいい匂いがして気持ちも落ち着く感じだし、とりあえず外に出るときはスプレーをしたほうがいいようです。
なんとなく結論が出たような、出ないような、日本的な報告ではありますが、現実はこんなところです。
これで、外にいるのは絶対に嫌というわけでもなく、これさえ置けば、付ければ絶対に大丈夫というわけでもなく、やれることはやってリスクを回避しましょう。というのが結論で、何事もほとんどのものがそうい 成り立ち方をしているんでしょうね。
一つ面白い情報が入ってきました。
以前からディズニーランドや特にディズニーシーであんなに緑も水もあるのに蚊に食われてかゆい思いをした記憶がなく、どうなっているんだろうというのが以前からの謎でした。
今回ディズニーシーではないのですが、はなまねきの計画を手伝ってもらったデザイナーの福島さんが、仕事でシンガポールに行き、「荒川さん、シンガポールには蚊がいません」という衝撃的はななしをしてくれました。
正確なところは定かではありませんがシンガポールでは国を挙げて蚊を駆除しているらしく、おととし日本でも問題になったデング熱を撲滅するために蚊の駆除をやっているらしいという情報が入りました。
要するに薬で蚊を退治しているのですが、そうすれば快適な状態になるのは間違いなさそうなのですが、それはそれで、体によくなさそうな、嫌な感じもあり、最終的にはやれることはとりあえずやってリスクを減ら すしかないような気がしてきました。
そういえば最近どこかの高校生が画期的な発見をした、というようなニュースを耳にしましたが、どうも蚊は足の裏の匂いによって来るというものでした。
どうなんでしょうかね。事実なら製薬会社が放ってはおかないでしょうね。