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心地よさを形にする。

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心地よさをつくる

へーベルハウス東京デザインオフィスの目指すいい家とは「心地よい家」です。

差し込む光、揺れる緑、青い空、肌に触れる心地よい風、時には雨さえも心を潤し、夜は穏やかな光に包まれる、そんな住宅です。目的はお客様が気持ちよく暮らすための空間づくりですので、その点においては「間取り」は手段の一つに過ぎません。居心地のよい家の設計のためには、いきなりプランを引き始めるのではなく、まず最初に「気持ちよいと思える形と空間」を探すことが重要です。

全てのプランニングのスタートは、お客様の敷地・周辺環境を読み解き、新しい住まいの核となる気持ちのよいポイントを探すことです。環境のなかに「気持ちよさの素」が見つかれば、それを最大限に活かす空間のつくり方が見えてきます。そして空間の気持ちよさを活かすための設備や内装計画もおのずと決まってくるのです。

そのために、設計士はまず現地に行き、その敷地や周辺環境の何を住宅に取り込めば気持ちいいのかを探します。ミケランジェロは「どんな石の塊も内部に彫像を秘めている。それを発見するのが彫刻家の仕事だ。」と言ったそうです。「気持ちよさの素」探しも、最初に敷地をしっかり読み解き、そこに内包されている可能性を発見することから始まります。これは住宅のコンセプトを決める大事なステージなので、今までの経験や知識を総動員して観察力と想像力を働かせます。敷地の高低差、道路などはもちろん、光の入り方、風・音、近隣からの視線や眺望・借景など敷地の持つ特色を読み、法的な規制や情報を落とし込んでいきます。

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現地調査で集めた情報を元に「気持ちよさの素」を活かす「光の入れ方と受け方」「緑の使い方」「街とのつなげ方」のアイデアを練り、この家の「気持ちよさ」のストーリーを創ります。

家の気持ちよさは、外部環境と空間の関係性により左右されるので、「空間の変化・空間のつなげ方・閉じ方」を意識しています。同時にそこに居る時の「空間の見え方」が重要になり、見え方という意味では外観も同様に構造との整合性を意識しながら、「形の考え方」を練っておく必要があります。このように、設計士の視点は建築の工程順に次を考える直列単層ではなく、常に多重複層的です。

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お客様へのご提案で最初に行うのは、設計士が敷地を見てきた感想、「素直に良いと思った部分」「計画に取り込みたい部分」「解決が必要な問題点」等を率直にお伝えすることです。そのうえで立案したコンセプトに対して共感していただけるか、『お客様がその空間をどうとらえているか』『暮らし方や使い方』と『それはなぜか』を丁寧にうかがっていきます。 こうしてコンセプトを共有または修正しながら、お客様の居心地のよさを形にしていきます。

この努力プロセスを省かないことで、良い家は必ずできます。

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