TOKYO DESIGN OFFICEの荒川です
ガレージの3回目は換気扇です。
ガレージ内でアイドリングをするようなことも想定しておいたほうが良いと思います。
北海道でガレージ内での暖気運転中の排気ガスでの一酸化中毒死という事故の
ニュースを昔良く耳にした記憶があります。最近はそんな話も聞かないので、対策
が練られているのだと思います。普段あまり乗らない車であっても、やはり動くこと
に価値があるもいますのだと思います、アイドリングをすることも当然あると思いま
すので、とくに基準はないと思いますが、換気の計画はしっかり立てておく必要が
あると思います。
良くこんな風にダクトをマフラーに直接かぶせる換気扇の写真を雑誌等で見ること
があります。一体どこのどんな商品なのか、それともその都度オーダーで作ってい
るといるのか調べてみました。株式会社ヤマダコーポレーションさんが
作っていました。営業の方にお話しをいろいろと聞いてみました。一番簡単なもの
で一式だいたい50万くらいかかる設備のようです。もともとは消防署などで使うた
めの設備だったようですが、最近では住宅のガレージのニーズも増えてきている
という話でした。カタログには世田谷ベースにも導入という吹き出しといっしょに所
ジョージさんも紹介されていました。
フェラーリなどのマフラーは形状が特殊なため吸い込み口の形が合わないので
オーダーで作ったり、かぶせないで近くに置くだけということも多いという話でした。
今回のポルシェRSのガレージではそこまでの設備は必要ないという結論になり、
当初有圧扇をマフラーと同じくらいの高さに設けようと考えたのですが、有圧扇は
床から1.8mまでの高さには設けることができないという法律がありそれは断念し、
天井埋め込み式のダクト用換気扇を露出で設置することにしました。これだとだい
ぶコストを抑えることができそうです。