計画中の住まい

国分寺の住宅(二重外皮の家)

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  東京デザインオフィスの牧野です。

 

今、計画中の  「国分寺の住宅」   をご紹介します。

国分寺の一種低層地域に建つ3階建て の住宅です。

 一種低層地域はもともと、2階建ての低層の建物に誘導しようという地域ですから

3階建を計画するには、当然、キビシイ日影規制等をクリアしていかなければなりません。

 

今回の計画では、高台の立地を活かし、かつ屋上で天体観測をしたいというご主人の

夢の実現や、各階のゾーニング計画の必然性から、3階がどうしても必要でした。

 

配置.JPG

 北と西が道路で、南と東は2階建ての隣家がかなり接近して立っています。

特に南側はアパートで、外廊下、出入り口が計画地の方をむいています。

西側道路の反対側は大きな一軒家で、手入れのされた庭木を借景できそうです。

 

      そんな条件のなかで・・・・、

日影規制をクリアし、かつ、車を3台止めるという条件から、建物を敷地の南側いっぱいに

配置する計画としました。

  隣家が迫っている東側は通風のための窓を一つだけにして、壁で閉じています。

 

 

東 005.jpg

 

問題は南側です。

  光は欲しいけれども、プライバシーは守りたい。

この二つを両立するために二重の外皮で囲われた光庭 をつくることにしました。

 

上から 007.jpg

 模型の下側が南です。3階から1階までつながる、2つの吹抜けが、下階の

部屋に光を届けてくれます。

   二重壁は光の反射を考えて、ヘーベルハウスで一番白い色にする予定です。

 

内部の開放感とは対照的に、南側の外観は、壁で覆われることになります。

 

南 010.jpg  デザインと通風と、光の変化を楽しむために、一列のスリットをいれていますが、

ほとんど真っ白い箱に見えると思います。

 たまたま、今、ヘーベルハウスのCMで、町の中に唐突に  白い箱  があるバージョンを

やっていますが、あんな見え方かもしれません。

 

 西側は、道路向かいの素敵なお庭を借景させていただくために

ベランダを設けて、この建物で唯一、外に対して開いています。

 

 立面.JPG

 

  南西からの見え方はこんな感じです。

 

南西 003.jpg  高台に立ち、かつ周りに3階がないので、この屋上からの眺めは

すばらしいものになると思います。

  床面積30坪弱で、決して大きくはありませんが、この 白い箱 は、きっとこの街の

ランドマークになるでしょう・・・・・今から完成が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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