計画中の住まい

府中の住宅

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府中の住宅

東京デザインオフィスの荒川です

先日「氷川台の住宅」の紹介をしましたが、このお客様も
成城モデルを見て契約いただいています。

打ち合わせも成城で行うことが多かったので、袖壁の使い方や内部の
仕上げもかなり成城モデルを意識したような形になっています。

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道路からアプローチしていくと、手前が駐車場のため東面がバーンと見えてきます。

この壁には何も窓を付けないということも考えていたのですが、

ダイニングに朝日がほしい。というご要望があったので、最小限の窓を設けました。

というのは、外観で壁が表現したかったというだけの話でもなく、

内部で、南北に大きな抜けをとっているので、側面の壁は何もない大きな壁として、

間接照明の光を受ける。というような事をしようと考えていたからです。
 

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こういうことです。

 

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正面に回ると袖壁とスカイウォールで囲まれたダブルスキンのような状態であることがなんとなくわかります、

開口部そのものはほとんど表面には見えていません。

一時期都市型の住宅に多かった、閉じて開くというような ことをやっています。

 

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一度閉じたなかには大きな開口があり、見えるものは空だけ。

ここにハンモックとかソファを出して寝ていたら気持ちがよさそうです。

 

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玄関側に回り込むとこちら側も袖壁とスカイウォールで形が決まっています。

この中にもスカイウォールに囲まれたバスコートがあります。

 

模型

 

全体はこんな形をしています。

この模型はほぼ計画が固まった段階で、最終確認のために作ったものです。

 

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玄関に入った正面の壁は大矢石で仕上げ、上部には間接照明を仕込んでいます。

このあたりの作り方も成城モデルと同じような手法です。

 

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ホールからリビングに入ると正面に、ダウンフロアーのリビングとダイニングを

仕切る家具というか、大工さんに作ってもらった造作が見えてくるようにしてあります。

穴の開け方は 少し遊んでいます。

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右を見ると格子の向こうにダウンフロアーのリビングが見えてきます。

この格子のディテールはちょっと時間をかけて、なるべく現場で

加工がいらないように、部品化した部材を作って現場で組み立てています。

 

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ソファが納入されてきました。ちょうどいい大きさです。

 

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リビングからダイニング、小窓を通して北側庭の緑が見えています。

 

 

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リビングの壁面は横長の大判のタイルで仕上げていますが、

これも、成城モデルのゲストルームと同じやり方です。

 

パーテションの裏側はワークスペースになっています。

 

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ダイニングは北に面しています。

この敷地の北側には、お隣の庭の緑が広がり、南側よりこちら側の方が

気持ちよさそうだったので、南と北の両側に庭を設け、

南北に大きく開口をとって風が抜けていくような空間を作っています。

 

府中の住宅

 

最近こういう作り方をよくしている気がします。

街かどへーベルハウス鍋屋横丁の3階のダイニングも同じような作りをしています。

北側の庭は庭そのものが順光の光を受け、見る対象物が光をを受けるので、

とてもきれいに見えます。床に反射した天空光もきれいに見えます。

 

上の写真で並んでいる二つの窓は、どういうわけか標準仕様では

それぞれの窓枠の高さが微妙に異なり、見た目きれいでないので、

はめ殺し側の窓枠を少しだけ下げて、部屋から同じ高さに見 えるようにしています。

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とても気持ちの良い住宅ができたと思います。

 

 

 

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