東京デザインオフィスの荒川です。
先日インテリアワークスに掲載するために「世田谷のモナド」の写真を撮りに行きましたと、いうご報告をしましたが、「府中の住宅」も同じ号に掲載することになり、ホームページの実例にもアップしたいので、どうせならプロに写真を撮ってもらおうということになり、行ってきました。
今日ブログにアップする写真は当日私が撮ったものですが、
今回スタジオBAUHAUSの井上さんに撮ってもらった写真を使ってTDOのHPの実例をアップする予定です。
天気が心配だったのですが、途中から完全に晴れに変わりました。
誰が晴男なのか晴女なのかわかりませんが、ついています。
外観は晴れていた方が圧倒的にきれいに撮れます。
・・・と思っていたのですが、中にはあえて曇りの日の写真にこだわる建築の写真家の方もいらっしゃるという話を井上さんがされていました。
最近庭木はアオダモが多いのですが。別名コバノトネリコとも言われ大流行していますね。常緑のシマトネリコもすでに大流行して久しいのですがが常緑で樹形がきれいというと、消去法でそうなってしまうとことが多いです。
樹木もはやりがあって、私が外構の計画に関わるようになってからもハナミズキからシャラ、シマトネリコから最近はアオダモという感じで移り変わっています。
以前荻野さんという造園家の方が、もみじは爆発的にはやりもなく、洋の東西を問わず使いやすいという話をされていましたが、シマトネリコ、アオダモもそのうち見飽きてくる日が来るんでしょうか。
しばらくはお世話になるような気がしていますが。
ヘーベルハウスをきれいに見せるには、形はなるべくシンプルな箱にして、建物をバックにきれいな樹を見せるというのが、セオリーだと思っていますが、まさにそんな感じです。この写真は隣の敷地の樹木ですが。
この住宅の一番のコンセプトは、北側の庭と南側の庭の対比と南北に通り抜ける風が生み出す心地よさですが、この写真格子の向こうにギラットみえている逆光の写真が南の庭、庭がくっきり見えているのが順光の北の庭です。
今回の計画ではアクティブな庭を敢えて北側に持ってきていますが、最近は直接光を受けている北側の庭の方が、居心地が良いと思っています。共感してくれるお客様も増えてきているような気もします。
素材と光の扱い方も居心地よさを生み出す大きな要素ですが、光が格子を回折して抜けていく様や石に光が反射して絶妙な陰影を生み出していくようなことも大切にしたいと思っています。
ちょっと窓の位置を操作するだけで、ただのトイレもドラマチックな空間に変化します。
スカイウォールという背の高い腰壁がシステム化してくれたおかげでこういうプライベートな屋外空間も簡単に作れるようになりました。
ここまでプライバシーが確保できると、ほぼ裸でうろうろしていることもできますね。
このテラスにハンモックを置いてみたらという話も出ていました。
近いうちに、ホームページの実例として、また東京インテリアセンターの WORKS VOL.9として発行されたら、またご紹介します。