東京デザインオフィスの荒川です。
現在計画中の文京区の住宅で、こんなイメージのゲートを計画しています。
この計画の一番のポイントは、ガレージにキャンピングカーを入れること。
キャンピングカーの高さは3040mm、天井高は3250mm必要、
という要件を満たす必要がありました。
フレックス躯体の長柱を標準の基礎の上にの乗せるという方法で、
天井高を確保しています。
こうすることで通常2915mmのピロティ内の天井高が3215mmに変わります。
あとは地盤面の高さで調整します。
躯体はこれでOKなのですが、
これだけの高さを持ったゲートは既製品には無い。
ゲートの形でないと、お客様のニーズには合わない。
仮にあっても、使いたいデザインか?
というわけで、オーダーで作るという選択になります。
過去に「品川かぜのとう」でスカイデッキの床に使っているグレーチングでゲートを作っていますが、この高さで作るとなるグレーチングでは重すぎます。
品川を計画した時も話は出ていたのですが、今回はエキスパンドメタルで行きますか。ということになりました。
内部は見えるが、目線の高さは見えないようにステンレス、若しくは耐候性鋼
もしくは柱と同じ亜鉛メッキのスチールで作るという話で進んでいます。
ポストや表札インターホンを組み込んだ機能門柱を、
ガレージのゲートと人が出入りするゲートの間に仕込み、
十字型を構成するような形を考えています。
問題はメインのメッシュ部分を何で作るかということです。
品川かぜのとうのゲートも作成してもらい、今回も設計をお願いしている
コンパクツというデザイン事務所の原田さんに参考になる実物がないか教えてもらい、
実際にいくつか見てきました。
原田さんは以前北山恒さんの事務所で仕事をしていらしたということで、
やはりWORKSHOPのデザインした建物が多いです。
http://archws.com/
長くなったので、見学してきた様子と、結果は改めてご紹介いたします。