東京デザインオフィスの荒川です。
厚木の住宅がもうじき完成します。
基本的に建設地は都内に限らせていただいているのですが、打合せは東京デザインオフィスまで来ていただけるという条件で、計画をさせていただきました。水戸の住宅の時もそうだったのですが、お客様には何度も足をお運びいただき、大変感謝しております。
「水戸の住宅」
https://hebel-tdo.com/tdo/works/detail_110.html/
水戸の住宅とは家族構成も近く、スケール感も非常に近い計画になりました。
計画途中にガレージがビルトインになったり、階段の位置が建物の一番奥に移動したり、
プランの方向は何度か変わっていますが、
庭に面した一階リビングの南側に大型の開口部を連窓させて、
テラスに面して大きく開く、という形は基本的に変わっていません。
このような計画の場合、へーベルハウスの開口部にはフォールディングウインドウと、
ビスタウインドウと呼んでいる二種類がありますが、どちらを使うかは迷うところです。
外部との連続感を作りたい場合、全開できるフォールディングウインドウは
非常に魅力的ですが、開けたままだと虫が入ってきてしまうので、
最低限網戸を閉めたりすることを考えると、全開できる期間はかなり限られます。
昔ながらの「縁側を開け放したまま蚊取線香をつけて過ごす」
というような住み方がいやな場合は、ビスタウインドウと呼んでいる
大きなFIX窓と片引きのドアで構成された窓の方がいい場合もありますが、
最終的にどちらが良いかは何とも言えない感じです。
ちなみに水戸の住宅はビスタウインドウに、
厚木の住宅はフォールディングウインドウを採用しています。
この31幅のフォールディングウインドウは、一枚のサッシ幅が最も大きく、
フォールディングウインドウを使うならこの幅がお勧めです。
完成したらまた紹介させていただきます。