東京デザインオフィスの荒川です。
等々力のアトリウムのある集合住宅の納期が迫り、
職人さんたちが懸命に作業をしてくれています。
先週現場の様子を見てきましたので紹介しておきます。
ボロボロになっていた万年塀ですが、かなり距離が長く、やり替えるにはかなりのコストがかかってしまうので、何とか補修できないか富士植木さんと相談した結果、部分的に波板部分を交換するという方法で何とかなるという話でしたので、補修してもらいました。
予想以上の出来です。
かなりきれいになりました。この上からローラーで塗装します。
これはアプローチから中廊下の突き当りでアイストップになる樹木のバックになる壁です。
2mの高さですが、ブロックでは構造的に無理、RCでは大げさすぎるので、旭中部資材の「エアリー」という発砲樹脂の板を土中の基礎に埋めて、掘立状態で固定します。
軽いので安全で、そこそこ強度もあります。
樹脂なのにと思いますが、イメージ的にはサーフボードのように中身は発砲材ですが、表面がかたい殻で覆われていると考えるとイメージが付きやすいと思います。
正面から見るとこんな風に見えます。
夜はここをライトアップします。
中庭にイロハモミジが入りました。
当初想定していたものより少し小さいのですが、十分存在感あります。
見下ろすとこんな状態になります。
この中庭には天空からの光が周囲に反射して明るく感じられるように、MINO株式会社のハイブリッド彩木という商品名の樹脂の白いデッキ材が敷きこまれます。
その上には屋外用のDEDON製のソファとFLOSの屋外用スタンドが入り、最上階の屋根からスポットライトをあてますので、かなりゴージャスな空間になると思います。
ここに住まわれる方が自由に使えるような場所になればと思っています。
しばらくはこの中の一住戸を旭化成で借り上げてショウルーム的に使うということになっていますので、天気が良ければここで打ち合わせ、なんていうこともありかと考えています。
もうじき完成です。
みなさまにも見学していただける機会を作ろうと思っています。