計画中の住まい

豪徳寺のフリースペース

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東京デザインオフィスの荒川です。

豪徳寺のフリースペースイメージ

前回までのもやっとしたイメージから急にリアルな空間が生まれていますが、道路との間に植物の棚を作り、街路とのインターフェイスを成立させるというアイデアを構造や耐久性は無視してイメージしたのがこの画像です。

話は飛びますが、今回はかなり大勢でチームデザインしています。

私と旭化成のインテリアコーディネーターの青木はもちろん関わっていますが、外部からADDReCという事務所のデザイナーの福島さん、 スタイリストの小山さん、parkERsの堀部さん、デザイナーの城本さん、辻永さん、ダイコー電気のデザイナーの立花さん造作家具のデザイナーの柴田さん含め なんと9人で分業してやっていることになります。

まだここまでのやり方に慣れていないというか、お互いどこまでやってよいのかわからないような状態で手さぐりで進んでいるのですが、 私が一人で考えているよりは、かなり違うものが出来上がっているのではないかと思っています。

一階はたぶんこんな空間が出来上がるのだと思います。

豪徳寺スケッチ

通常より天井が高くて、天井高が2.7mあるというか、天井にルーバーを設けてそこに植物をぶら下げたり、照明を仕込んだりしたいという考えから、 実際にやるとかなり大変なのですが、天井高を30センチ高くするやり方があるので、今回はそうすることでルーバーで二重天井を作り、そこにエアコンのダクトを仕込んだり、照明の ダクトレールを仕込んだりということをしています。

そこで、ルーバそのものを何で作るのか、木なのか鉄なのかアルミなのかプラスチックなのかと悩んだ挙句竹を使ってみるかという方向で話がまとまりつつあります。

img-418012529-0001.jpg

大きな理由はコストが安く、軽いことというのがあります。 そろそろ納まりを決めていかなければならないタイミングなのですが、ここにきて本当に竹でいいのか意見が分かれています。

時間的な問題からももう走るしかしょうがないので、おそらく竹でできた天井を見ていただくことになると思います。

今回エアコンをつける場所がほとんどなく外部も室外機を置く位置がなかなか見つからないので五台を室外機二台のマルチで組もうと考えています。

img-418012409-0001.jpg

(ダイキンカタログより抜粋)

一階は完全にダクト形式のもので室外機は天井裏に隠してしまい、二階・三階は最近ダイキンさんが積極的に展開している、過剰な機能を排除し てシンプルに徹したUXというシリーズがマルチだと使えるので、今回室内機をルーバーで隠したりはせずに、二階・三階はUXを使おうと考ています。

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