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2010.06.26 乱読
東京デザインオフィスの為田です。
今月、気の向くままに読んだ本の紹介です。
「北八ツ彷徨」 山口 耀久 著
北八ヶ岳の随筆で、シラビソやコメツガの森を思い出させてくれる。
昭和３５年頃の随筆なのに、みずみずしさは全く衰えていない。
今年も八ヶ岳へ行きたいと思わせる本。
「永遠の０」 百田 尚樹 著
妻に何か面白い本はないかと尋ねて薦められた本。
泣くよ！との注意を受けたが、その通りだった。
大粒の涙が頬を流れまくるのを無視して読み進めてラストへ。
読後感が清々しい。
「陰翳礼讃 」 谷崎 潤一郎 著
読みながら、昨年、荒川と松尾と行った京都の角屋をイメージしていたら、
まさに、「島原の角屋で遊んだ」ことが書かれていた。
「美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰翳のあや、
明暗にあると考える。」う～ん、なるほど、、、。
「余計に電燈をつけ、それで暑いからと云って扇風機を回すのは、
考えただけでも煩わしい。」現在でも同じようなことが、、、。
「塩の道」 宮本 常一 著
塩を運んだのが、馬ではなく牛なのは、道草を食べてくれてエサ代が節約できるから。
そして草が短くなり、踏みしめられて道になっていく。
道草食うのも悪くないか、、、。
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